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中編3
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百八ヶ地蔵

これは、親父から聞いた話なんです、が少し方言がキツイので現代風に直しときます。

駄作だとは思いますが良かったら

僕の親父は正直いって完璧です。

料理はうまい、家事もできる、健康診断オールA知識も深い、人望も厚いいい親父です。

でも不思議なんですよねこんなに完璧なのにいまいち出世しないというか

もと科学者なのに辞めるキッカケできれば辞めて

そしていまは大工。なんで出世したがらないのか前々から気になっていました。

前置きが長くなりましたがここからが本文です。

ある土曜日、たまたま早起きして仕事前の親父といっしょに朝食を食べていた時

僕 「なあ、父さん。」

親父 「ん~?」

僕 「なんでさ父さんは完璧で人望も厚いのにイマイチ出世しねえんだい?」

親父 「そうかお前にはまだ話したことなかったな仕事にいくまでまだ時間はあるしはなしてやるよ。」

聞くと親父の故郷は「ど」が3つ付くくらいの田舎だったらしい。

そこには広い広い野原とでかいでかい山しかなく民家も何分か歩いた場所にパラパラとしかなかった。

もちろんテレビなんてものはないし遊ぶといったら山に行くか野原で走り回るかのどちらかだったらしい。

目立った建物といったら学校とその場所に1つしかない市場それと由緒ある寺だった。

寺にある墓地には無縁仏がよく運ばれてきたらしい。

なのでそこの墓地は無縁仏だらけだった。

その無縁仏の墓の中心にでっかい地蔵とその周りの3つの中くらいの地蔵、そして数え切れないほどの小さめの地蔵があったそうだ。

その地蔵には以下のようなエピソードがあった

その昔、この世で最も欲深い人間がいた。

腹が減っては食べ物をむさぼり喰い。

眠ければ昼夜とわず眠り続け。

女は欲しければ何人も犯した。

その人間を見た仏はあきれその人間の欲を地蔵に封じ込めた。

完全に欲のなくなった男はその後、息絶えた。

その地蔵は大人たちには地蔵と呼ばれていたが、子供の間では百八ヶ地蔵と呼ばれていたらしい。

ここでひとまず話が変わるけど親父には一緒に秘密基地をつくった仲の親友が7人いたらしい。

デブのユウボウ、エロいすけべえ、運動のよくできた井上、男勝りの山岸

、ひときは背の高いノッポ、ノッポの弟でひときは生意気なチビ、ちょっと暗い野中そして親父

こいつらとは少ない学校の生徒の中でも特に仲がよかったそうだ。

こいつらとなら世界でも征服できる。その頃の親父はそんな気がしたらしい。

そんな親友達と秘密基地にいた時、井上がいきなり大慌てではいって来た

井上 「おいおい大変だぜ」

親父「なにがだ?お前の頭のン中か?」

山岸 「なんなの騒いでそこまで言うならすごいことなんでしょうね。つまんないことだったぶっとばすわよ。」

野中 「こわww」

山岸 「いまなんか言った?」

野中 「いえ、別に」

井上 「いいから真面目にきけやチビが百八ヶ地蔵を壊しやがったんだ」

すけべえ 「うそだろおい」

ユウボウ 「うそに決まってるよそうでしょ井上いつものじょうだんでしょ?」

山岸 「そうよどうせうそよ」

井上 「うそじゃねえってみんなとりあえず来てくれよ」

いつもふざけてばっかの井上が真面目にしかも必死に言うので親父たちは井上について行ってチビの所に向かった。

すいませんちょっと用事を思い出したので中途半端な場所で続きます。

怖い話投稿:ホラーテラー 佐藤 憲吾さん  

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