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中編3
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夢から始まる

初めましてです。

少し前、去年に見た悪夢なのですが、夢を見たそれ以降に何度か危ない目に遭いました。

夢の話です。

物凄く細身な女の人が小川の中をザブサブと音を立てて往復していました。

ピンクのカーディガンにソバージュの髪。全身ずぶ濡れで、係わり合いにはなりたくない感じ。唇と顎だけが髪の隙間から見え、今は流行らない色の口紅だなぁとぼんやり思ってました。なんかかなり前の感じ。

無視したかったんですが、母の前に立ち、ぶつかり始めたんです。

母は気づかないままで、あ!生きた人じゃないかもとその時に漸く気づき、つい声をかけてしまいました。

「死んだ人が何をしても無駄」

その次の瞬間、女の人は私の前に立ち右肩に顔を寄せて囁きました。

何を言ったか不明。気持ち悪さだけが先に立ち、首を振って逃れようとしながら目覚めました。

以来、右首筋がぞわぞわします。

事故に遭いかけます。例えば、坂道を自転車で下る最中で急に両手がつりブレーキどころかコントロールも失い転ぶ。車が無灯火で突っ込む。バイクにかすられる。

どれも不注意だと言われたらそれまでですが…。

ちなみに初詣で凶を引き、内容が怖かったです。火事で財産の一切を失う。病気完治せず等。

普通、御神籤はもっと抽象的ですよね。なんでこんなに具体的なんだか。

未だに右側の首筋がぞわぞわし違和感を感じます。

実話なのでオチがないんですが、偶然ですよね?

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(それからしばらくして)

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気のせいだろうというような意見も頂きましたが、相変わらずどっちつかずです。

金縛りとか現実に現れたら話は早いんですが。

夢と不運を繰り返すのみ。ちなみに最近の不幸では、段ボールが落ちて来て、避ける為に手を翳したんですが流血。

新しい段ボールだったので紙も新しかったんですね。すっと綺麗に切れました。痛いですが、本当に地味な怪我です。

昨日自称霊感ありな友人に会ったんですが…。あくまで自称だし相談するつもりはありませんでした。

なんか見当違いな事を言われそうだし、解決になんないなぁと思ってましたから。

けれど、出会い頭に「右側にピンク色のなんかついてるよ」「古い、かな」「女だねぇ、ずぶ濡れだ」なんて。

否定しがたい発言がありまして、視て貰う事に。

あ、でも友人は修業してる訳でも職業にしている訳でもないので「自称」にしておきます。

彼女が問題にしたのは、夢の場所でした。

投稿時に気にしてなかったんですが、実は夢の中の小川は実在します。

絶縁状態になった親戚の家の前。

叔父は社長だったのですが、不景気で借金をこさえて夜逃げ同然で引っ越しました。今は住んでません。

彼女曰く、その叔父に用があるのではないかと。

たまたま夢がリンクして血縁者の私が見つかってしまったのではないかと言うんです。

事故に遭わせ、叔父夫婦を呼び寄せるつもりかもと。

お金を借り逃げした相手か愛人かと茶化され終わりましたが「自称」の言う話なので真偽は判りません。

事故や怪我が小さいのは相手が弱いからと言いますが、イマイチ信じきれないまま。

一応は、近くの神社にある祈祷所のお祓いは五千円かららしく(厄払いと同じで用紙に除霊の項目があるらしいです)考え中。

あ、ちなみに厄年ではないです。

「自称」の言うことですし、かなり嘘臭い話。ですが、本当なら叔父の安否も気になります。

最近も、女の人は夢で小川を往復してます。接触はあれ以来ありませんが…。

叔父さん、うまく逃げ切って欲しいです。

驚いた事にコメントをくださった方と「自称」の話は一緒で、その彼女は生きているみたいですから。

地味で読みにくく上手くない文章だったのに、最後まで読んでくださった方感謝です。

怖い話投稿:ホラーテラー 八須さん  

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