初めて投稿します。文章が下手で、怖くない割に長いのですがお付き合いください(^_^A
私は県境近くに住んでおり、その日は家族で隣県にご飯を食べに行った帰りでした。時間は夜の10時頃だったと思います。
途中の道はトンネルが多く、道も狭い上に運送トラックがものすごいスピードで走っているのでよく事故が起きます。また、このあたりは昔から土砂災害が多く、トンネルの工事等でも多くの方が亡くなっています。
そんな場所ですから「何か」がいてもおかしくないとは思っていました。但し、私は霊感というものがないので「いても見えないし」と、大して気にすることもありませんでした。
運転手の私以外は全員お酒を飲んでおり、車の中は賑わっていました。
特に父はトンネルを通る度に、あるトンネルで起こった事故について語っていました。
その事故とは、トンネルとトンネルの間にある十字路でトラック同士がぶつかり、爆発、炎上、全員死亡という悲惨なもので、片方のトラックには妻と子供を乗せた3人家族が乗っていたそうです。
不思議なことに、発見までにかなり時間が経っており、事故の原因はわからずじまい。田舎ですが、何時間も車1台通らないような道ではありません。
「怖いから止めてよ」と、皆に批判されながらも、例のトンネルに近付くと父は「ここだここだ!入るぞ!」
トンネルに入ると車内は一瞬静かになりましたが、再び賑やかさを取り戻しました。
私と弟を除いて。
見てしまったんです。
男とも女ともわからない、髪がボサボサの人が、逆さまで天井に張りついているのを。
帰宅してから弟も見たことを知りました。
同じく髪がボサボサの逆さまの人。弟は女性だと言っていました。
そして、これを聞いた瞬間、また鳥肌が立ちました。
私「入り口にいたよね?入ってすぐのとこ」
弟「いや、俺は真ん中辺りで見た」
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話