短編2
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イトウ(コピペ)前編

高校から今にかけて俺のまわりをウロチョロする謎の同級生がいる

高一の時に言われたのが一番最初

夏休み明け直後の日だったんだがいきなりクラスの奴に

「イトウって知ってる?」って言われた

俺「イトウ?知らないなぁ」

「何言ってるんだよお前と同級生だろ?地元の友達だろ?」

俺「いや、しらんし」

数日後・・・

「やっぱりイトウって知ってるだろ?あいつお前と仲良かったらしいぞ」

俺「だから知らないって・・・」

「しらばっくれるなよ!」

俺「はあ?そんな奴いないっつうの!」

それでケンカになった

そいつは俺に薄情だと言い俺は知らない奴を知ってると言われて、なんかシャクに触ったのでキレた

まあ若い頃だから血の気が多いとはいえクラスの奴は異常にキレた

家に帰って小学校から卒業アルバムを調べたがやはり思い当たるイトウはいなかった

結局ソイツとは口を聞かないまま転校していった。

その後しばらくイトウの名を忘れてたが学年が変わり二年になった頃、またイトウの名を耳にする

今度は部活が一緒だった隣のクラスの奴

「なあ、イトウって知ってる?お前と同じ中学なんだろ?」

俺「いや、知らないって・・・」

「だってさお前と同じ部活で三年間一緒だったっていってたよ」

俺「はあ?どういう知り合いなのか詳しく教えてくれよ」

「女だよ、背の低いさ・・・友達の友達なんだよね、こないだそいつとカラオケ行ってさノリのいい奴」

俺「いや知らない・・・女ならなおさら知らない・・・」

「マジ?連れてきてやるよ、本当にイトウ、お前のこと詳しいから」

俺そこら辺で怖くなったよ、だってどんなに記憶をたどっても知らない奴なんだから

それから数日して

「お前に会わせようとしたイトウさ・・・いなくなったらしい」

俺「え?なんで?」

「わからん、突然、家を捨てて夜逃げみたいな感じだったって・・・」

俺「・・・」

次、イトウは意外なところで現れる

怖い話投稿:ホラーテラー 春の使者さん  

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