子供の頃の忘れられない体験です。
その日は休日だったのだが親が「出かけるよ」みたいな事を言ったが、その時の俺はゲームしたいがために「待っとく」と言ってしまった。
そして留守番を任されゲームに没頭してたわけだ。
ふと気付くと外がオレンジ色。あれ?もう夕方?と思ったが時計は午後2時を指している。
少し怖くなり家の外へ出てみる…夕焼け…とは少し違う、それよりも何か変だ。
静かすぎる、それに歩行者はおろか車も走ってない、ものすごい冷や汗が出てきた。
直感で別の世界に来たんだと思い家の中へ駆け込み布団へ潜りワンワン泣いた。
そしていつの間にか寝てたらしい俺を帰ってきた親が起こした。
良かった!あれは夢だったんだと思った俺に親が一言
「玄関の鍵空いてたけど、お客さんでも来た?」
俺が見たのは夢だったのか、それとも別の世界だったのか…
今だに綺麗な夕日を見るたび思い出す
せっかくなので姉の体験談も載せておきます。相当前に聞いたので覚えてる範囲で…
その日は学校が休みの日で午前中からグラウンドで部活だったらしい。
すると、いきなり空が不自然に赤くなり耳鳴りもする。
ふと部活仲間に目をやると皆、真上を見上げている…
つられて姉も真上を見上げた瞬間!元に戻ってたらしい。
部活仲間に「今の何!?」って聞いても「何って何の事?」みたいな具合に覚えてなかったとか。
こちらの世界に戻る前に一瞬だけ、姉は恐ろしいモノを見たとも言ってた。それがどうしても思い出せないらしいですが。
しかし姉弟で似たような体験をするとは(苦笑)
作者怖話