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マンションの管理人(コピペ)

中編5
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マンションの管理人(コピペ)

怖い話を思い出しました。

暇を持て余したときに暇つぶしとして読んでみてください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私の住んでいるところから車で10分くらい行くとあるマンションが建っています。

少し前にテレビにも出たことがありますが、ある事件をきっかけに今は誰も住んでいない廃墟になっています。

「●●マンションへ肝試しに言ってみよう!」

そう言い出したのはA(21歳)

もう目がね、わくわくしてんのよ。

「あそこの前を通ると頭が痛くなるんだ」

そう遠まわしに断ろうとしてるのはB(22歳)

本当に霊感はあるらしいんだけど。

「その日は歯医者か塾があるから無理」

と日程も決まっていないのに完全にフライングな断り方をしてしまった私(22歳)。

結局3人で行くことになりました。

いつもこの展開…

12月には急にAが温泉に行こうと言い出し、女湯を覗く覗かないで討論になり、竹の柵ごしに覗いた女湯には婆が3人

その後の旅館の夕食は誰も喉を通らず…

Aはとても強引なやつだけど私とBは分かってました。

Aは4月中旬から北海道にある親戚の工場で働くことになっていたので、思い出を作ろうとしていたのでしょう。

強引なところを除けば友達想いの熱いやつです。

4月4日の夜、●●マンションへの肝試しツアーが始まりました。

まずは私の家に集合。

「いよいよ学生時代のメインイベントが来たなw」と目がわくわくのA。

「今日、行列の出来る法律相談所録画するの忘れたから早めに帰るわ」と叶わない希望を出すB。

「今日さ、父が危篤になったからさ 無理になったわ」とちょうど父の帰宅のチャイムと同時に言ってしまった私。

私の家の車でマンションに向かうことになりました。

車内でずっと気分が悪いと言ってたBはAに何度も頭を小突かれていました。

もう覚悟をきめろwwと思ってました。

マンションに到着したのは午後8時過ぎ、

周りには民家はあまりなく、面した通りも小さいので本当にひっそりとたたずんでいる感じでした。

マンションがたったのは2〜3年前だった気がします。そして廃墟になったのは最近。

マンションは比較的新しく、入り口の植木もまだ枯れはじめてはいましたが残っていました。

懐中電灯を手に3人で中へ進みます。

もちろん電気はついていないので懐中電灯が頼りです。

3つの懐中電灯を頼りに入り口に進むと、

郵便ポストがありました。

広告があふれんばかりに詰め込まれている部屋や達筆な字で「陣内」と書かれたプレート。

しかしほとんどが名前の書かれたプレートははずされていました。

401 402 403

301 302 303

201 202 203

101 102 103 管理人室

と13個のポストが並んでいました。

確か前やってたニュースでは303でストーカー殺人が起きたのを記憶しています。

多分Aはニュースをあまり見ないので知らないと思いました。

Bと事前に相談した結果、303というのはAには絶対に教えないことになってました。

そして303には絶対に入らないことも決めていました。

願わくば入り口あたりでAも飽きてくれれば助かります。

マンションのエントランスの掲示板には

「亡霊マンションオープン!」

「3階へGO!!」

「ぺー&パー子 LOVE」

などのいたずら書きの中、

「●●マンション閉鎖のご案内」

のビラも貼ってありました。

管理人室には「御用の方はインターホンを押してください」と書かれた札が窓にぶら下がったままでした。

そのインターホンも電気が通っていないのでもう使えないようです。

Bは本当に霊感があるのでとても気分が悪そうなのは私も分かったんですが、Aを説得するにはまだ証拠としては弱いww

私たちは仕方なくエレベーターホールへ向かいました。

エレベーターホールといってもただの「エレベーター前」ですがw

そしてエレベーターのボタンを押しました。

もちろんエレベーターが作動するわけもありませんw

するとAは「機械室が入り口の近くにあったからちょっと見てくるわ、もしかしたらブレーカーあるかもしれんし…」

そういって一人機械室へと向かいました。

エレベーターホールで取り残された私とBは

私「なあB、行列のできる法律相談所観れなかったな…」

B「うん…でもお前こそ親父が危篤なのにな…」

私「うん…あれはタイミング悪すぎだったよなwwww」

そんな雑談をしてわざと気をそらしていましたが…

二人とも何かを感じてたんです。

私「あのさ…」

私「右から視線感じね?」

B「右から視線感じない?」

と同時に言葉を発したことに驚いて二人で目を丸くしてました。

確かに誰かに見られている感じがエレベーターに向かって右(管理人室がある方)から感じます。

機械室へ行ったAはまだ帰って来ません。

すると

ドド ガッシャーン!!!!!と機械室からすごい物音が聞こえてきました。

まるで何かが崩れ落ちたようなすごい音でした。

私とBは急いで機械室へ向かうとちょうどAが機械室から出てくるところでした

A「え?お前らどうした?」

私「え?じゃねえよww 凄い音したからさ なんかあったかと思ってさ」

A「それよりさ、ビルのブレーカー入れたんだが?」

B「特に電気はついてないけど…」

それもそのはずです。

マンションの廊下の蛍光灯や電球は全て壊されていましたから。

管理人室の前を再び通ると赤い小さな光が見えました。

私「何あれ?」

私は恐る恐るその光に近づいてみると

管理人室の窓の前のインターホンの光でした。

私「インターホン復活してる! やっぱブレーカーもどったんだな」とAを見ると

Aはインターホンを連打してましたw

私「おいやめろや!管理人出てきたらどうすんだよ!」

さっきの札のことを覚えていた私はちょっと怖くてAを止めると

A「出でくるわけねーだろw その札見ろよ」と管理人室の窓にかかっている札に懐中電灯をあてました。

そこには

「ただいま巡回中につき御用の方は後ほどお越しください」の札

え?

私「おいだれかこれ変えた? さっき違ったじゃん」

A「なに言ってんだおまえw 窓の内側にあるんだから変えられねーよww」

笑い事ではありません。

「え?どーして?」を20回くらい頭の中で連呼していると

A「おい先行くぞ」

B「早く来ないとそこやばいよーww」

すでに二人はエレベーターホールに向かって歩き出していました。

ここで置いてかれたらもっとやばい…

私は急いで二人のあとを追いかけました。

「気のせい、気のせい」と頭の中で唱えながら。

3人でエレベーターホールまで戻るとエレベーターの階数を知らせるランプだけついていました。

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(番外編へ)

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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