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短編1
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何ですかねぇ?

3年程前バス停でバスを待っていた時の事です。

その日は、連日の雨が嘘の様な晴天で日差しはアスファルトの照り返しがツラいくらいでした。

とても、眩しかったので私は歩道脇にある花壇に目をやりました。

花壇上空、ちょうど私の背丈程の高さにハンドボール程の光る球体がフワフワと浮かんでいました。

私はソレが何であるか理解出来ずにただただ見とれていました。

その時、後方から音がしてバスが到着した事がわかりましたが、相変わらず目が離せないでいるとバスから降りて来た何人かの内の一人の男性が私の横に立ち光る球体を見つめました。

他の人たちは気付いていない様で、光る球体は、しばらくすると花壇の中に入り急に光が消えてどこに行ったかわからなくなってしまいました。

男性は私に向かって「今の何だったんですかね?」と尋ねてきましたが私は「さあ?」としか答えれませんでした。

私は密かに妖精だと思ってます。

なんでかって?

何となくです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名ビリーさん  

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