またしても創作ですが、暇な方はどうぞ読んでください。
私たちはつり橋の前に立っている。
そのつり橋は頑丈なチェーンでできていて、長さは200mほどあって
人間一人が通れるぐらいの幅だ。
全員で80人いるがみんなこのつり橋を渡らなくてはいけない
しかし、みんな最初は他の人が渡るのを期待して動こうとしない。
最初に渡るのは自殺行為だとみんな知っていたからだ。
そんな中、一人の無謀な男が動きだした。
彼は若かったのだ…自分なら行けると思ったのだろう。
そして彼はつり橋の入口に立ち深呼吸して心を落ち着かせていた。
他の人はそれをじっと無言で見ていた。
用意ができた青年は身構え、走りだし橋の上を渡りはじめた。
するとすぐに異変が起こりはじめた。
橋の周りの空中に大勢の人が現れたのだ。
それらはこの世のものではなく、生気のない顔で男も女もたくさんいた。
青年はそれに気づき必死に走ったが、足場が悪くて
思うように走る事ができなかった。
40mぐらいのところでそいつらに囲まれてしまった。
青年は大声を挙げながら押し進もうとしたが
逆に何人かに掴まれて持ち上げられそうになっていた。
青年はチェーンを掴んで死に物狂いの抵抗をしたが、もう一人の奴に指をむりやり
あけさせられて空中に持ち上げられた。
青年は叫び、暴れたが橋から離されたと思ったら。
空中に静止した。
これから何をされるか気づいた青年は震えながら命乞いをした。
「何をする!?降ろしてくれ、やめてください…お願いだ許してくれ!助け…。」
青年を掴んだ奴らは青年の命乞いを聞いてにやにやしていた。
そして、奴らは青年の体を離した。
「うわぁぁぁぁぁぁぁーーー助けてぇぇぇぇぇーーー」と叫びながら青年は谷底へと落ちて行った。
それを見ていた他の人に恐怖がはしった。
奴らを見ると、こちらをにやにやしながら眺め、橋の周りを浮遊していた。
続く…
怖い話投稿:ホラーテラー カレーライス~ミートソース~♪さん
作者怖話