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短編2
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祟り?

つまらない話を何度もすいません。

今回は友人の家族に実際に起きたお話です。

まぁ、怖い話によくある『お墓参りをしないと・・・』ってやつに近いんですけれどね。

それは今から10年前の9月に始まりました。

ある日、友達の弟が右の足首が痛いと言い出したんですけれどね、運動会の練習の時期と重なったこともあり友達も両親も『練習で痛めたんだろう』くらいに思っていたんですよ。

ところが、3日もすると、普段は我慢強いはずの弟が痛くて歩けないと泣き出したんです。

これはちょっと普通じゃないな・・・と思った母親が病院に連れていくと、レントゲンを確認した医師は『何でこんなになるまで放っておいたんですか!!』と怒りだしたんです。

話を聞くと『骨肉腫という癌で、既にだいぶ進んでいて、本来ならずっと前に歩く事すら出来なくなっているはずです』と。

当然、即入院して数日で築地のガンセンターへ転院。

その頃、栃木に住む親戚にも同じように右足首が痛くて歩けないという人が現れたんです。

弟の事もあり、すぐ病院に行ったところ、同じようにだいぶ進行した骨肉腫が発見されたんですよ。

でね、骨肉腫って割と珍しい病気で、こんな短期間に親戚で骨肉腫が出るなんて有り得ないとだと、お祖母さんがお寺さんだか神社さんだかに相談したらしいんですよ。

他の親戚は『寺やら神社だので解決すれば医者はいらんだろ』ってくらいに思っていたようですが、お祖母さんは古い方なので『何かあるはず』と相談したようです。

すると、古いお墓に眠るご先祖様が怒っていると言われたようなのですが、思い当たる所がなく、頭を悩ませたそうです。

数日後、よくよく調べると、数年前に昔からのお墓を移したのですが、その時に何かあったのかもしれないということになり、調べたところですね・・・ありえない事実が出てきました。

お墓から骨壷を取り出す際に、壷をひっくり返してしまい、ある程度拾ったのですが、昔に撒かれた骨と混じって拾いきれなかった部分があると・・・。

それがどうも右の足の骨だったんではないか?という結論になり、お祓いとご供養をしたところ、親戚の骨肉腫は奇跡的?に回復しました。

残念ながら弟は右足膝下から切断したのですが、それでも今まで殆ど効果のなかった治療が突然効き始め、切断は最小限で済んだようですが。

全て偶然と片付ければそれまでですが、やっぱりそうゆう祟りみたいなことってあるのかなぁ?と思わせられた一件でした。

怖い話投稿:ホラーテラー 罪歌さん  

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何が気に入らないって、何の罪もない子孫を痛めつけて障害者にするなんざ、最低な先祖だ。
胸糞悪い!

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