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短編2
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心霊ツアーで

俺は友人達と車で心霊スポットツアーをした。

初日、二日目と何も成果をあげられずに宿へ戻った。

友人のAが『このままでは、せっかくのツアーが台無しだ。Cを脅かして盛りあがろうぜ!!』と言いだした。

俺は夜も遅いし、他の宿泊客に迷惑になると断った。

Aは『つき合いの悪い奴。しらけさせるなよ』と不満から捨てセリフを吐いた。

しかし俺は気にしない。何故ならAは、そんなことで自分の楽しみを断念するやつではない。

俺は眠りについた。

どれだけ眠っただろうか。

『うわぁああ!!』「キャァアア!!」向かい部屋から、泊まっているCと…それから何故か上の階に泊まっているはずのE子ちゃんの叫び声がした。

その声に目が覚めた。するとCとE子が同時に《ギャァア!!》と泣き叫ぶ。

さすがに俺はCの部屋に駆けつけた。

するとAはゲラゲラと大爆発している。

このとき俺や友人達はCとE子が付き合っていた事実を目の当たりにした。

2人は合体していた。Aは2人の関係を知らずにCを脅かしに行った。

宿の従業員に嘘を言ってC部屋のスペアキーを手に入れて。

まさかの突然の出来事に驚愕する2人。そのあまりの恐怖体験に合体が解除出来なくなってしまったのだ。

それでも笑い続けるA。俺はとにかく宿に頼んで救急車の手配をすると告げた。

糸が切れたようにE子は泣きだした。 「イヤ!!絶対イヤ~!!行きたくない!!死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい……!!!」

宿の関係者から宿泊客が何事かと騒ぎ出した。

2人はAによって死ぬよりも苦しい生き恥にさらされてしまった。

Aは開き直ったように笑ってことを済ませようとしている。

俺の中のブルースが目覚めた。

気がつけば俺のソバットがAの顔面をとらえた……Aは床に沈んだ。

俺は急患の追加を告げた。

怖い話投稿:ホラーテラー .5さん  

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