初めて投稿します。
これは、私が二十歳の頃の体験で、あまり私は、とても内気だったせいで友達ができずにいたのですが、その私に、一人の男性が声をかけてくれました。
その男性はいつも私を気になっていたそうです。
最初はあまり喋らなかったのですが、でも慣れてきて、ある日私は名前を聞くと、男性は、「真斗」っという人でした。
それ以来、お互いに名前を呼び合って、さらには、付き合うようになって、私はついに、初恋をしたのです。
でも、そんなある日の事です。
真斗が夕方頃、私とデートを終えて彼が手を振った時、日差しに当たったその手が、少し透けて見えたのです。
気のせいかとも思ったのですが、翌日彼が洗面所で顔を洗っていた時、鏡に彼の姿が映っていなくて、さらに彼自身も透けていたのです。
そして、彼の姿が分かった時がありました。
私が石につまづいて、彼が手を差しのべた時、何故か彼の手は、私の手を透り抜けたのです。
私は彼に問いました。
「真斗、あなた幽霊なの?」すると、真斗はうなずいて、こう言いました。
「君に正体がばれた今、もう君とはサヨナラだ。
楽しかったよ。
」っと言い残して去った後、目の前でまぶしい光が輝きました。
彼は幽霊だったのです。
私の机には、置手紙が一枚。
真斗からのものです。
「ごめん、僕ほんとは、幽霊だったんだ。
それと、僕は前から君のこと、好きだった。
でも、一ヶ月前に交通事故で死んじゃって、一度だけでいいから、君と話したかった。
先に逝ってごめんね。
生まれ変わったら、君の所へ会いに行くよ。
きっと....」っと書かれていました。
私にとって彼との初恋は、とても意外な恋でもあって、とても切ない恋でした。
また、いつか彼に会いたいです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話