やっぱり怖いのは身近な人間だろ

短編2
  • 表示切替
  • 使い方

やっぱり怖いのは身近な人間だろ

家族でお祭りに行きました。

21時も過ぎ、出店も片付け始めたので、帰ろうとしました。ところが、旦那と友達の旦那が「今から俺達は居酒屋に行く」というのです!

給料日前だったので、ムッとはしましたが、まぁ、男同士の話もあるのだろうと、「気をつけてね」と見送りました。

子供達と自宅に無事着いたことを伝えようと電話をかけました。まわりにはうるさいほどの女性の声。「誰?」と聞くと、酔っ払っているのか「どこの店の子かわかんない」との答え。

生まれて初めて、他人に殺意が芽生えました。

実は私は妊娠中。おまけに二人の子供を抱え、そのうち一人は障害児。お祭りから帰ることすら、本当に大変だったんです。

普段も、真夏でさえ日焼け止めを塗るひまもなく朝が始まり、食事もしたかわからないまま一日が終わります。美容院??子供が生まれてからは、自分で切ってます!一円だって無駄にはできない家計状況なんです。

許せない。出店の焼鳥食べたかった。しかし、一本100円だなんて、私は食べれない。せめて子供達だけでも…。私は持参した麦茶と白おにぎりで空腹を満たしてたのに…。私達は、旦那のおかげで生きていけてるんだからと、生活費を削って(かなり無理して)お小遣を渡してたのに…。

旦那が帰るまで待ちました。

深夜3時でした。「大好きよ」とせまり、抱いてもらいました。射精させて、熟睡させるためです。さらにお茶がないの、と言って、そそのかせつつ焼酎を生地で飲ませました。

もともと酒に弱い旦那は、すぐに爆睡。

ソッコーまち針でキンタマをぶち抜いてやりました。

最初は、う゛ー!ってうなされてる感じだったんですが、なんどか刺すと「ぎゃー」って悲鳴に変わってました(笑)

もう警察も動いています。私そろそろ捕まるのかな☆

もしニュースでこんな事件出たら、その犯人は私です(^O^)/

私が捕まれば、旦那にも子育ての辛さがわかるだろ…

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ