中編3
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もう行きたくない…

「…お願いだから風呂場前の自動販売機の前でふざけないでね」

中2の時、宿泊研修のプリントを母に渡した時の一言目がこれだった

「私、生理中だから風呂場なんて入らないから近寄るわけないって」

「それでもあの前でふざけちゃ駄目

じゃないと帰る時に一人多くなって帰ってくるわよ」

「何?幽霊でも出んの?

大丈夫だって!私呪われてくるような事なんかしてくるわけないでしょ」

「そう…そうよね…」と言い、母が一瞬暗い顔をしながら俯いて食器を洗いに行った

この時、ちゃんと母の忠告を聞いていればよかったと今でも思いました

私達が研修した場所は【青年の家】と呼ばれており、見た目はすごく綺麗で朝ご飯が絶品と言われています

青年の家に着くと、シーツと枕カバー広げてベッドメイキングをしていました

寝る場所は二段ベッドになっており、私は奥の方の上側を使ってました

ベッドメイキングを済ませると、隣部屋の人が私達を呼びました

「アルミホイルに巻かれたお札見つけたんだけど、見に来ない?」と言って

隣部屋に行くと数名の女子がクローゼットの裏側に張られているお札を見たり、指てつっ突いてたりしてました

「あんまりいじったら呪われちゃうよ」

「大丈夫だって死ぬ訳じゃないんだし!」

「でも、此処昔精神病院だったから心配だなぁ~」

「確か沢山の人が死んだんでしょ?」

その時、私は母が言っていた事を思い出しました

隣に居た友達が私に言ってきました

「どうかしたの?」

「私…お母さんに言われて事すっかり忘れてた…

風呂場前でふざけちゃいけないって!」

「えぇっ!!どうすんのさっき普通に通過したんだけど!!」

「マジで!!」

そう、この部屋に行くには必ず風呂場前を通過しなくてはならなかったのです

だから、それを知ってる母は「ふざけない方がいい」と言ってくれたんでしょうね

そして、誰かが他の部屋にもお札があるか調べようと言い出し、見に行く事にしました

私達が使っている部屋数は4部屋

1つ目の部屋…あった、2つ目の部屋…あった、そして最後に私が使っている部屋に行き、お札を探してみるが全く見つからないのでした

皆はホッと胸を撫で下ろすと友達が一言言ってしまったのでした

「お札って部屋に居る人を守る為に貼ってるんじゃない?」

その後は皆パニクってしまいましたが、私と友達は冷静になって、幽霊が付かない方法を考えていました

その後は何事も無く、レクリエーションや雑談で盛り上がり、皆お札の事なんかすっかり頭から無くなっていました

そして就寝の時間になり、私は一番最初に寝ました

そして、12時頃ふと…目が覚めました

横を見ると担任の先生が私と隣のベッドの上段で寝ている子に「静かにしなさい」と言われていました

私は鼾が煩くて注意されましたが、もう一人は「みちこちゃん…みちこちゃん」と何度も何度も女の子の名前を言っていました

次の日、いつの間にかに私は寝ていたらしいく、隣の子はもう女の子の名前を言ってませんでした

後々その子に「みちこって誰?」と聞いても「私も知らないよそんな子」としか言いませんでした

そして帰り際、私は一生此処には来たくないと思いました

宿泊研修から3日目の夜…

私は何時ものようにベッドで寝ていました

すると、いきなり金縛りになり、間接がありえない方向に少しづつ曲がってしまいました

そしておさまったかと思うと髪の長い女の子が私の腕を掴み、首元に押し付けてきました

気がつくと私はベッドの上で縄跳びの紐を首に巻き付けて後少しで窒息する所でした

そして、捕まれていた腕には血のような赤い痣が残ってました

のちに霊感のある先輩が「それはきっと、青年の家で拾ってきた女の子が別の霊が君を殺そうとした所から守ったんだ」と言ってくれました

最後に

私はもう二度とあんな怖い場所には行きたくありません…

ですが、高1の宿泊研修で行かなくてはならなくなりました

今度は憑かれないようにしてきたいとは思います…

怖い話投稿:ホラーテラー 魑薺魅さん  

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