短編2
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相性

初投稿、一応実体験。

あまり怖くないし、一晩にあったこと全て書くから長いと思う。

それでも良ければ。

相性にも色々あると思う。

恋愛の相性、仕事の相性、友達の相性etc…

これは霊が怖いって類いの話ではなく、霊に関わらざるを得ない奴が、1つの知識を得た経験話。

大学の時私は一人暮らしをしていて、夏休みに実家に帰ることにした。

地元で懐かしい顔ぶれにあい、友達KとTとドライブでもするかーって話になったんだ。

夜12時から明け方4時まで、海沿いを走ってた。

ドライバーのKの疲れ具合を察して、海水浴のできる所で休憩を取ることにした。

車から降りて潮風が気持ち良いなぁと話していると

ドン…ドン…ドン…

とウーハーの音漏れのような音がする。

…近くに車は無いのに。

何の音だろうなってKに話しかけると、

「そんな音するか?」

と言う。

私にはハッキリ聞こえていたので、よく聞けと言うと、

「あー本当だ。遠くに花火上がってもないし、車もないし、なんだろ?」

と気づいてくれたはいいが

「なんのこと?なんも音なんてしてないじゃん。」

とT。

私「お前耳悪かったっけ?(笑)さっきは音小さかったけど今はハッキリ音してるのに。」

と言うがTは聞こえないを主張する。

その間にも音はどんどんでかくなってる。

…海の方から何かが近づくように。

これ聞こえちゃまずい音なのかなーと思い、そろそろ出発するかと言うとKが賛成してくれた。

きっとTには?がいっぱいだったことだろうな。

まぁその音が実は~なんて落ちもなく、ここではこれで終わりだったんだ。

ただ、その後帰り道が大変。

それから30分位走った辺りで煙が道路に流れてきてたんだ。

そこは山道で人気どころか民家もない、森の中を国道が突っ切ってる場所。

火元もないのに変なの。と思っていると

「目ぇ閉じろ!」

っていきなりKが叫んだ。

普段穏やかなやつだけにビックリ。

と同時に、それだけの緊急かな?と思って目を閉じる。

10秒位してからもういいぞと言われるまで黙って目を閉じてたが、開けてすぐに何が起きたのか聞いてみた。

K「さっきは煙のなかに突っ込んだろ?目玉が一つ、こっちをガン見してた。」うわーとか思ってると

T「煙?そんなものなかったでしょ。」

…いやいや、進行方向のまん前にありましたよ。ハッキリ、大きく。

長いんで一回切ります。

怖い話投稿:ホラーテラー イタコの末裔さん  

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