短編2
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おじいちゃんと不思議。

初投稿なんで駄文、大目にお願いします。

私は霊などは大抵見えない体質なんですが、よく金縛りとゆうのに合います

当時鬱っぽく、精神的な疲れから来る物だと思っていました。

春の割と寒い日に一人で部屋で寝てました。

帰りが朝方になる同居人。

それを待ってたら埒があかないので、臆病者な私は警戒しながら睡眠薬を飲んで寝ました。

眠りが浅いので、薬を飲んでも人の気配には起きてしまいます。

家はオートロックで暗証番号をボタンで押して開ける感じで、寝ていてもロック解除の音で目が覚めるんですね。

でもその日はオートロック解除の音が聞こえずドアが開いた気配がしました。

何だかヤバイと思ったら金縛りに合っていました。

薄目を開けると、スーッと、正装した白髪の老人が入って来ました。

あ。夢か?

と思ってたら横向きに寝てた私の背後に回り私を抱きしめはじめました。

いつも見たく首が締められる感じもなく、優しい感じ。

若干なんで抱きしめられてるんだ?

?マークが頭をよぎりました。

でもやだな。もしかしたら、また怖い目に会うのかなーなんて思っていました。

すると今度はロック解除の音と同居人が帰ってきました。

それと同時にパッと金縛りから解放されました。

誰だったんだろうとしばらく考えていましたが、いつのまにか忘れていました。

何ヶ月か経って、私は10年程昔から会ってない…母が縁を切った(この辺の話は省きます)おばあちゃんの家に行く機会がありました。

そこにはおじいちゃんはおらず、おばあちゃんだけがいました。弱り切って…

私が金縛りに会った同時期位におじいちゃんは亡くなっていました。

私に大層会いたがってたそうです。

私はふと、あの時の金縛りの事を思い出しました。

…会いに来たんだ。

お盆は一人お線香をあげて来ました。

おじいちゃんごめんね。

死ぬ前に会いにいけなくてごめんね。

白髪の紳士的な方でした。

おばあちゃんもまた、夢を見ていたそうです。

おじいちゃんが私が会いに来ると告げるかの様な夢をみたと。

不思議な事があるものですね。

家庭環境が複雑なもので、私も同じ過ちを犯しそうで考えさせられた一件でした。

でも一番学んだのは遺産やら何やらでいくらでも汚くなれる人間が、一番怖いって事。

不思議な体験と苦い思いをした24の春でした。

おじいちゃんいい所に行ってくれ。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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