夢と違うんじゃねぇのかよ

短編1
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夢と違うんじゃねぇのかよ

彼女は、ストーカーのような男に追い回される夢を見ました。

走って叫んで、助けを求めようとしましたが、間もなく捕まってメッタ刺しに!

自分のモノスゴイ悲鳴で目が醒めました。

ある日彼女は、近所の公園の側を歩いていました。

すると、なんと夢で見た男にソックリな男が向こうからやって来るでは ありませんか!

恐怖のあまり彼女は電話ボックスに駆け込み、友人に電話をかけました。

男は通り過ぎました。

安堵の胸を撫で下ろし、再び歩き始めた彼女。

するとまた向こうからあの男がやって来たのです!

心臓は割れ鐘のように乱れ打ち、腋も手の平も冷や汗でじっとり濡れています。

しかし今度は逃げ込む場所がありません。

彼女は来た道を引き返して、走り出しました。

すると、男も走って追ってくるではありませんか!

次の瞬間・・・・・・

女性は車に轢かれて死んでしまいました。

そして、追いかけてきた男はこう呟いたのです。

「くそっ。夢と、同じになっちまったじゃねぇか」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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