短編2
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黒い館の謎

私の友達M香とY奈は幼稚園からの親友。

これは私が小学校4年生の時の話です。

私『M香、Y奈〜!!今日遊ぼ〜!!』

M香『あ、いーよ!!』

Y奈『うん!!遊ぼ』

私達の両親は共働きでみんな家では暇で毎日のように三人で遊んでいました。

学校から帰った後、私達は集合して神社で缶蹴りして遊んでいました。

その時、Y奈が言いました。

Y奈『ねーねー、黒い館って知ってる?』

私『えー?あの近所にある小さい館?』

かなりの田舎なので館と言えばそこしかありませんでした。

Y奈『行ってみない?』

M香『うん、行きたい!!』

私『え?中に入るの?』

私はワクワクして黒い館に向かいました。

Y奈『ここだ』

M香『入ろっ、‥あれ?』

私『え?どうしたの‥?』

そこにはドアが三つあったのです。

Y奈『ね!!私、真ん中通るからM香は左、A子(私)は右に入ってよ!!』

私『‥いいけど‥‥』

Y奈『せーのっ!!』

ガチャッ

ドアを開けた瞬間声が聞こえた。

低い男の人の声。

私の記憶はそこで途切れた。

私は病院にいた。

私『え‥!?』

私は慌て起きた。

そこには母と父、姉が泣いていた。

私『‥M香は!?‥Y奈も‥黒い館‥』

母『M香ちゃん‥?ああ、隣の部屋で寝てるわよ‥頭を強く打って‥気を失ったみたい‥』

私『‥‥Y奈は?』

母『‥‥Y奈ちゃんは‥‥‥』

母は涙を流した。

私『なに!?‥』

母『館の中で見つかったわ‥』

私はほっとした。

母『でも‥Y奈ちゃん‥館から出たくないって‥きかないみたい‥』

私は背筋が凍った。

だって‥M香は頭を打って私は何もなくて、Y奈はおかしくなって‥

しかも‥私がドアを開ける瞬間に聞いた言葉‥

『大当り!』

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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