短編2
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山登りの帰りに…

職場の上司の体験談です。

まだ、先輩が独身の頃の話なのですが、先輩は山登りが趣味らしく、休日の日はよく山登りに出かけていたらしいです。

ある日、先輩が山登りに出かけた時

その日は、1000メートルほどの小さな山に登っていたらしく登って下るのに、そんなに時間はかからないだろうと言うことで、山の頂上に着いた時に、持ってきたハンモックで昼寝をしました。

ふと、目覚めると辺りはもう真っ暗になっており、時計を見るともう夜の8時になっていました。

前の日は夜更かしをしていたらしく、朝も早かったので、寝過ごしてしまったそうです(笑)

「これはマズイ(-_-;)」っと言うことで、ハンモックを片付け、頭に懐中電灯と片手にも懐中電灯を持ち、山を下る事にしました。

朝の山とは違い、夜の山は不気味で小さな山でも迷ったら大変だそうです。

山の中間付近まで下った頃、懐中電灯で辺りを照らすと、「ん?」っと向こう方で何やら白い何かが見え、それが人の様に見えて来て、こんな時間に、しかもこんな場所に人なんか居るわけないと、怖くなり立ち止まりましたが、何か困っているのかと思うと、素通りするわけにもいかないと、足場に注意しながら進んで行くと、それは白い服を来た女性だとわかりました。

「どうしましたか?」

返事がない。女性はずっと下を向いたまま、まるで動きません。

「大丈夫ですか?」

「………」

「あのぉ…すいま…うわあ!!」

それは、首を吊っている女性でした。

驚いた先輩は即座に逃げましたが、自殺体を見てしまった以上、見て見ぬフリは出来ないと、後ろを振り返り恐る恐る戻ってみると「あれ…?」

さっきまであった、女性の死体は何処にもなかったらしいです。

「そんなハズない…」と、辺りを見ても女性の死体は何処にもありません。

やはり気のせいであったのだろうかと、気づけば夜の11時を過ぎていました。

一刻も早く帰りたいと、無我夢中で下って行くと、自分の止めた駐車場が見えてきました。

やっと着いたと安心した気持ちになり、エンジンをつけ、車を走らせました。

すると…途中何かの気配を感じ社内のルームミラーを見てみると、「ぅわっ!」それは、さっき見た女性が後部座席に乗っていました…

「さっきの女だ…」

先輩は心臓が止まりそうながらも、目をそらし気づかないフリをしました。

すると後部座席の女が先輩の耳元まで顔を近づけ、「お前見えてるだろ」

っと先輩の話は、ここまでです。

文章が下手ですみません(泣)

最後まで読んで頂きありがとうございました。

Concrete
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