短編2
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姉の話2

放置プレイかましてた姉の体験談です。

前同様さほど怖くはないのでそのつもりで。

…………………………………

姉が高校生だった頃の話。

夜、姉はお風呂からあがってきて当時姉の部屋としてあてがわれた二階の一室に向かった。

階段を上がっている途中に背後に視線を感じたがスルーし、何事も無かったかのように部屋に入り襖を閉めた。

そして襖に背を向ける形で髪を乾かし始めた。

しばらくするとドライヤーの音と一緒に

スス…スススス………

という音が聞こえた。

「?なんだろ」

と思い後ろを向くと、襖が開いていた。

「さっきちゃんと閉めたよな…」

と思いふと目線を下げると、女と目があった。

長い髪はざんばらで、肌はボロボロ、ところどころ血がついている。

切れた唇はニタニタと嫌な笑みを浮かべている。

そして、自分から反らされることのない血走った赤い目。

姉曰く"三流ホラー映画に出てきそうな"女の霊だったらしい。

今でこそそう言えるが、当時の姉は流石にテンパって、勢いにまかせ

スッパーーーーーンッッ!!!!

といい音をたてつつ襖を閉めた。

そしてそのままベッドの中に潜り込んだ。

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翌朝、母の声で目覚めた姉は

「昨日のことは夢だったのか?」

と思ったが、生乾きのままで寝たためボサボサの髪と、セットされていない目覚まし時計。

片付けられてないドライヤーに、つけっぱなしのテレビと照明を見て

「夢じゃなかったんか」

と思い部屋を見回してみても、何もいなかったとか。

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そしてこの話をした後姉が

「もし気付かないまま部屋に入られてたら今頃どうなってたんだろうね」

と怖がる素振りもなく、ケラケラ笑いながら言っていたのが個人的に一番怖かったというw

………………………………

ちなみに現在その部屋は私が自室として使ってます。

が、そういったことは一度もありません。

てか生まれてこのかたありません。

最後になりましたが、こんな駄文にお付き合いいただき有り難うございました。

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