短編2
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右側にいるもの

数年前の夏のことだ。

電車通過待ちの踏切にて、見知らぬ5歳ぐらいの男の子に妙なことを言われた。

その男の子は俺のちょうど真後ろにお母さんと思わしき女性と一緒にいたのだが、突然俺の右隣に来たと思ったら、何やらブツブツと何かに話しかけてるようなそぶりを見せたのだ。

そしてその後俺に向かって

「おにいちゃんもふたりではなびいくの?」

その日俺が住んでる街では市民花火大会が行われたのだが、そのことを俺に聞いているわけだ。

がしかし、俺はそのとき1人で、その子が言った

『ふたりで』っていうのがひっかかっている。

その子には俺の右側にいる何かが見えているのだろうか…

もう結構昔から俺が住むとこ住むとこで

深夜に部屋の中を走り回る足音の存在があるのだ。

それも小さい子供が走り回るような感じのバタバタバタという足音。

毎日ではない、ごくたまにだが、走り回る音は決まって3度そういう音が聞こえるのだ。

3度というか部屋の中を3周と言ったほうがいいだろうか。

知人に言われたことがある。

その人は自称『見える人』で、俺に6~7歳ぐらいの男の子が憑いていると。

始めは冗談だと気にも留めていなかったのだが、その後同じく自称『見える人』に出会うと大体同じようなことを言われるようになったのだ。

俺には今まで結婚暦もないし、ましてや水子にさせてしまうようなことをした覚えもない。

俺の母方の祖父の兄弟に早くして亡くなった人がいるらしい。

ちょうど俺に憑いてると思われる子ぐらいの歳で海の事故で亡くなったのだという。

もしかしたらその時に亡くなった祖父の兄弟が守護霊となって

俺のそばに居てくれるのだろうか?

それとも…

今も俺の部屋では時折深夜の足音は続いている。

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良い霊だといいですね。

そうじゃなかったら、、、、、、無事を祈ります(苦笑)