短編2
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二度ある事は三度

二度ある事は の続きです。

2014 05 20

N市 A踏み切りで 人身事故に遭遇

2014 10 16

N市 A踏み切り内で 交通事故

2014 10 16

N市 A踏み切り近くで 交通事故

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2014 05 20

人身事故があった 。

自殺する人は下見をしてくるのだろうか?

私には下見をして 決めたとしか思えない。

だってA踏切の事故は 自分から線路に入った。

仕事帰りに ふっと 線路を見た。

人が線路内を歩いてる その後ろから牛が歩いてる???

目を疑った!

うそだろ 歩くのも変だけど 牛がなんでレールの上を歩ける?

その人は立ち止まった 駅と駅の中間で 。

牛が後ろから グイグイ押している。

どかそうとしているのか?

あり得ない状況と 変な緊張感で 笑ってしまった。

その時 踏切が鳴った。

カン カン カン カン カン カン カン

引かれる! 思わず

「牛よっ もっと押してっ!どかせてっ!」

電車が 猛スピードで近づいてくる。

誰も気づかないの?誰か気づいて!

お願い! 心の中で叫ぶ事しか出来ない。

私は声も出せないまま 願うしかない。

: お願い!あの人をどけて!:

牛の口から 蛇の様な長い物が出てきた。

そして その人を巻いた 観念するように 動かないように

まるで 射止めた獲物を巻き込むような・・・

特急電車が 急停車した。

人と牛を引いてから 止まった。と思う。

電車の急ブレーキの音だけは聞こえた。

覚えがない。

覚えているのは いろんな人の声と 飛ばされたと思う人の 体の部分と肉片?

身体は 破損が少なかったと 後に聞いた。

私はその場をすぐに 離れた。

全身の震えが止まらない。涙が止まらない。

なぜ こんな事になってしまった?

救急車 消防車 パトカーのけたたましい音がこちらに近づいて来る そして 私の横を通り過ぎて行った。

キチガイだと 思われるから 誰にも話していない。

まして 牛らしき者がいたなんて 話せる訳がない。

私だけの精神が病んでいるか コンタクトの調子が悪いんだ。

明日 病院に行こう。

Concrete
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