中編5
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ビデオ通話

初めて投稿するので、上手く伝えられるかも分からないけど聞いてほしいですを

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ほんの数日前のことです。

わたしには学校が同じで仲のいい親友A子がいます。

親友A子はふざけてよくL○NEのビデオ通話をかけてきます。

しかも半身浴にハマってるらしく、半身浴中に暇だからといってよくかけてきます。

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一週間前、その日もいつも通りA子はビデオ通話をかけてきました。

お決まりの半身浴中に。

かといっていつも話す内容もそんなにあるわけでもなく、A子が熱唱してみたり、わたしも髪を乾かしたり、各々の時間を過ごしながら、たまに画面をお互いのぞくくらいでした。

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たまたまお互いが画面越しに目が合った時は、変顔をするのもいつものお約束でした。

で、その時もわたしは足の爪を切りながら、A子が熱唱しているのをなんとなく聞いていました。

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するとなんとなく違和感を感じました。

音がなんとなくいつもより反響して聞こえるとゆうか、エコーを強くかけたような感じでした。

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あれ?と思いふと画面をのぞくとたまたまA子と画面越しに目が合いました。

A子がすかさず変顔をしてきたのですが、わたしは画面越しのA子と目が合うとゆうか、A子の後ろの“何か”と目が合った気がしました。

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shake

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その“何か”は、ただ真っ黒で人の形をしていて、顔にはカミソリでシュッと切れ目を入れたくらいの細長い目だけがありました。

ぱっと見ただけでは分からないくらい目は細くて、ただ、瞬きをする度に白目がチラチラして目だと判断できます。黒目はありません。

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わたしは怖くなって一気に全身に力が入り、ヒッと声がもれました。

幸い、A子はわたしの反応に気付いていませんでした。

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でもそんな状況でも不思議と冷静な判断はできたようで、相手を怖がらせてパニックにしてはいけないという思いが頭に浮かびました。

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わたしは落ち着いた声で、

A子、もうそろそろお風呂からでたら??

と言うとA子は

えー、なんで?まだもうちょっとー

と返してきました。

わたしは怖くて画面をもう直視することはできず、携帯を遠目からチラチラ見ることしかできませんでしたが、“何か”がまだいることは黒い影でなんとなく見えました。

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わたしは咄嗟に、プリントで写メ見して欲しいとこあるから急ぎで送ってほしい!

と嘘をつき、なんとかA子をお風呂からあげようとしました。

A子は、えーわかったわー。体拭くからちょっとまってて。

と、しぶしぶあがってくれる動きを見せてくれました。

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A子は体を拭く間、携帯は不幸中の幸いなのか、画面を下向きにして置いていたため、真っ暗な画面しかみえませんでした。

正直、A子が画面を上にして置いていたら“何か”がのぞいてきそうで怖かったので。

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そしてA子が、おまたせーと言いながらお風呂場からリビングへ向かう階段を上がりながらまた画面から顔をのぞかせてきました。

わたしはホッとしながら画面をみました。

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わたしはまた、全身に力が入りました。

“何か”はA子の後ろにぴったりくっついていました。パチ パチ と瞬きをしながら画面越しわたしを見ています。

笑っているわけでもなく、怒っているわけでもなく、ただ、ただ、無 なのです。

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A子は画面越しにわたしに何か話しかけながら階段をあがっていたみたいですが、わたしは正直なんて言ってたか頭に入ってきていませんでした。

A子が自分の部屋につき、ベッドでうつぶせで雑誌を読むような体勢でビデオ通話を続けていました。

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ベッドにA子が寝転がり、体勢をととのえてからまた画面から顔をのぞかせると、“何か”はいませんでした。

するとすぐにまた、A子の声が反響してるように聞こえ始めたかと思うと画面が真っ暗になってしまいました。

電波が悪くて途切れることはたまにあったので、わたしは

あれ?また電波おかしい?いっかいきるねー

と、言ったそのときでした。

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画面の真ん中に白い線が見えたと思ったら消えて、また見えたと思えば消えるのです。

その時A子が、あれ?もう切るん?

と話しかけてきて、声は鮮明に聞こえるのになあ、、と疑問に思ったわたしはすぐハッとしました。

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そう、画面が暗くなったのではなく、“何か”が画面をのぞいていたのです。

白い線ではなく目だったのです。

もうわたしは正気ではいられない気がして叫んでしまいそうで、咄嗟に電話をきってしまいました。

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そのあとすぐA子にメッセージで、ごめん電波わるかったみたいで切れたしそろそろ寝るわ!

と送ってそのまま何も考えず寝ようと思いました。

するとすぐA子から返事がきて、わかったー、おやすみ!

といつも通り変わらない返事で、気のせいだったのかなと自分で信じ込むことにしてなんとか眠りにつけました。

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つぎの日、心配しながらも学校へ行くとA子は学校に来ていて、おはよといつも通り挨拶を交わし他愛もない話をし、そんなことをしてる間に学校が終わるまでには昨日のことなんてほとんど忘れていました。

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しかし次の日、A子は休みでした。先生からは体調不良とのことでした。

心配になりわたしはA子に、どした?大丈夫?とメッセージを送りましたが返事はありませんでした。

その次の日もA子は休みました。返事もきません。電話もでません。

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思い切ってわたしはA子の家へ放課後行きました。

ピンポーン

……………。

返事はありません。

ただ、インターホンから嫌な気配を感じた気がしました。(考えすぎかも)

インターホンのカメラの向こうからまた“何か”がモニター越しにわたしを見ている気がしたのです。

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わたしはなんとなく怖くなり家に帰りました。

その日すぐ家に帰ってきましたが、家の中でもどこにいても、誰かに、何かに見られている気がして仕方ありませんでした。

いや、正確にいえば今もそんな気がします。

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A子が学校を休んで3日目、連絡がとれなくなって3日目、誰かに見られている気配を感じるようになってからは2日目。

これがいま現在の状況です。

なにも解決はしていなのです。なので、オチがなくてごめんなさい。

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でもただ、本当に本当に怖いんです。

A子を見捨ててしまったせいでA子は…と考えると。

そして何をしていても“何か”に見られている気がすること。目をつぶったら目の前にいることを想像してしまうこと。

次は自分ではないかということ。

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ネタバレ注意

このお話は、最恐・最悪「閲覧注意」レベルかも。

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