短編2
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亡霊の盛場

私は怖い話が大好きである。

心霊、オカルト、ホラー。

魅入ってる。

科学的なうんちゃらかんちゃらは別にしてエンターテイメントとして面白いから。

そんな私、今現在まで生きてきて一切の心霊体験はない。そんな経験をした知り合いもいない。

正直、心霊オカルトなどに対して真偽のほどはわからない。

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というわけで、このサイトの話も読み漁って私も話を投稿しようと決意して会員登録して早2日。

そろそろ自分でも心霊体験してみようってことで、大阪のとある廃墟に一人で行ってきました。ぼっちなのは私、友達いないもんで。

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阪高に乗って降りて、うろうろ、うろうろ、到着…。

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目の前にそびえ建つ館は俺を冥府へ誘おうと手ぐすねをしているようだ。ごくりと唾を呑み込んだ俺は意を決して歩を進めた。いつの間にか降りだした雨はまるで死霊が地面を踏みしだくようにばたばたと騒音を奏で、背後で弾けた雷光に応えるかのごとく、館はおのが輪郭を禍禍しく映し出していた。

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どっかで読んだ小説みたいに書いたけど要は大雨で暗い。

スマホの懐中電灯アプリで辺りを照らしながらいざ。

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shake

出陣じゃー!!!!!

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それにしても凄い雷雨だ。

スマホは防水なんでよゆー。でも私は防水じゃないんでやばす。ここまで来てあれなんだけど、冷静に考えてこの目の前の建物も他人のもんなんで勝手に入るのもまずいだろうってことで、マイプリウスに引き揚げて怖話の投稿話を適当に読んでた。辺りは真っ暗で大雨で臨場感抜群だしね。

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だらだらと読んでたら、いきなりドンドンとサイドウィンドーを叩く音が聞こえてビックリしてそっちを見るとカッパを着た警官が立ってる。

結構強めのノック音だったから口から内臓が飛び出るんじゃないかって位びびった。いや、心臓の一つや二つは多分吐き出してたと思う。

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それはそうと、その警官が言うにはどうもこの建物の周りをうろうろしている不審者が居るからということで通報があったらしい。

恐らく私の他にも肝試しに来た物好きな輩がいたんだろう。私自身全く他人の存在には気が付かなかったが…。

もしや幽霊?ちがうか(笑)

でも幽霊なら心霊経験者になるんだけどなー。

ちくしょう!

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@とっつ さん
ありがとうございます。
思いついたまま気軽に投稿してるんでかなりまとまりのない文になってます。それでもそう言っていただけてとても嬉しく思います。
ちょくちょく駄文をアップしていきたいと考えておりますので、どうしても暇なとき、ご覧になって下されば幸いです。

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