短編2
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その年のキャンプ

私の町内は昔から、夏休みに、毎年恒例のキャンプが近所の公園で行われている。

これは私の小学生時代にあったほのかに気味の悪い話。

その年の夏休み、いつものようにキャンプはあった。天気は晴れ。

当時、低学年くらいの私も参加してた。(姉も)

スイカ割り〜その他ゲーム、カレー、テント作りに夜キャンプファイヤーなど順調に進んでいった。

そして待ちに待った肝試し!

その時、あるモノを流した・・・それは・・

お経テープ。

顕示難行陸路苦〜とラジカセから流れる中でスタート〜ルートを回る〜お化け出現〜と、ワイワイ楽しんでた。

肝試しの後、アニメ(ビデオ)鑑賞があるので、みんな公園内の集会所に集まったりとガヤガヤしてた時、ポツリポツリと雨が降ってきた。

さらにはザァァァァー!っと凄いドシャ降りに変わって行った。

大人達は子供達にキャンプの中止を説明、みんなブウブウ言いながらそれぞれ家に帰り、その年のキャンプはつまらない形で終わった。

そのキャンプから十数年たったある日、姉と思い出話としてあの日のキャンプのコトをダベっていた時、姉は覚えてるコトを教えてくれた。

あの日、確かにカナリの大雨だったのだが、同じ市内のちょっと離れた所では何てことのない、カラッと晴れた天気だったそうで、違う町内の友達に驚かれたコト。

その年からキャンプに肝試し自体、一切無くなったコト。(確かにしなくなった)

お経なんて気安く手をだしてバチでも当たったのか、ただの偶然の可能性高いですが、ちょっとゾッとしたので投稿してみました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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