短編2
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私のおじいちゃん

心友を投稿した者です。

たくさんのコメントありがとうございます。

文章力ありませんが、今回は私のおじいちゃんの話をさせていただきます。

私のおじいちゃんは小さな工場を営んでいました。

いつも油にまみれて頑張っていました。

昔は亭主関白で頑固者だったそうですが、孫が出来てから人間が変わったかのように穏やかになってきて、私が最後に産まれた孫娘とあって1番可愛いがられていたそうです。

その可愛いがりかたはまるで、ちびまる子ちゃんのおじいちゃん(さくら友蔵)みたいな感じでした。

学校で帰りが遅くなると玄関前でソワソワしてたり、運動会のかけっこで1番大きな声で応援したり、体験合宿というのがあって一泊だけなのに、淋しかったのか夕飯も食べずに早々に寝てしまったり、公園でおじいちゃんとボール遊びをしてボールが池に落ちたのを、〔危険!池に入るな〕と立て看板があるにもかかわらず池に入ってボールを拾いに行ったり(帰ってから私の父に、子供の前で危ない事するな!!と怒られてましたが。笑)

色々ありました。

そんなおじいちゃんも私が中学三年生の時に病気で他界し、とても悲しかったです。

葬儀も終わり、ある日の夜に親戚が集まって遺産等の話し合いで少々もめていました。私は隣りの部屋でテスト勉強をしてたのですが、大人達の荒声に集中出来ずイライラしてました。

すると、大人達が居る部屋から今までとは違うザワザワした声になったので、どうしても気になって大人達の居る部屋にいきました。

霊感のある親戚の伯母さんが、『Rちゃんが居た部屋も今一瞬停電になったでしょ?』

と言うので、

私『こっちの部屋は大丈夫だったけど』

伯母さん『…?!ん??……油のニオイ?……うん!間違いない!!父さん(おじいちゃん)の工場の油のニオイがする!

………………なるほどね。今Rちゃん勉強してたんだよね?』

私『そだよ。全然進んでないけどね』

伯母さん『フフッ。父さんらしい。』

伯父さん『どうゆう事?』

伯母さん『多分、Rちゃんが勉強してる横で醜い争いするな!と私達に怒りに来たみたい。Rちゃん、今右腕あたり暖かいでしょ?』

私『えっ?…言われてみたら左側より暖かいかも…』

伯母さん『だって父さんがニコニコしてRちゃんを見てるよ』と言われました。

私の父『親父、死んでも「さくら友蔵」だな。Rの事となるといつも一生懸命だったからなぁ〜。』

それからおじいちゃんが残した遺産の話し合いは、スムーズに片付いたそうです。

おじいちゃん恐るべし!

怖い話投稿:ホラーテラー Rさん  

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