短編2
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明け方の音

これは俺が中学生だった時に起きた話。

 

俺は昔から怖い話が好きで【学校の怪談】や【呪いの都市伝説】などという本が好きで良く読んでいた。

 

まぁ怖いといってもどちらかといえば子ども向けの本なのでそれほど怖くないし、その頃に携帯を持っていて恐怖画像などを見たら失神したんじゃないか?ってレベル。

 

んで特にトイレに出る霊の話や、金縛りで現れる老婆の話などが俺は苦手で、恥ずかしながらトイレに行けなくなる程だった。

 

そう分かっていても読んでしまうんだから怖い話は奥深い…。

 

そして事は起きた、寝る前に怖い本を読んで内容を思い出してしまい中々眠れない夜だった。

 

一度考えると怖さが頭から離れなくなり、目を開けたら目の前に老婆が座ってるんじゃないかなど馬鹿な想像をしてた。

 

そのあとアニメのキャラクターやお笑い芸人のことなどを考え、紛らわそうとしたが眠れない。

 

 

眠れない…

眠れない……

 

 

目を開けたら目の前に……………。

「うわぁぁぁぁ」

 

 

頭の中で勝手に老婆を写し出しパニックになる程だった。

 

気付けば時間は午前3時、仕事で朝が早い親父が起き出してくる時間になった。

 

「はぁ…寝れなかったけどある意味助かったかな……」

 

そう安心した時、親父が俺の部屋の前を歩いて行った。

 

さぁ誰かが起きてれば安心だし寝ようかと思った時、部屋のドアが少しだけ開いた。

 

「あ…ごめん!ちょっとゲームに夢中で寝れなかったたんだ、もう寝るからさ!!」

 

そう言うと親父は無言でドアを閉めて戻っていった。

 

親父は普段から夜更かしし過ぎにはうるさく前にも怒られたことがあったので急いで謝ったが、今回は何も言わずあっさり済んだ。

 

「親父も起きたばっかりじゃ怒る気にもならないか、さぁ…寝よ」

 

そのあとは直ぐ寝れて朝が来て俺は起きた。

 

その瞬間ハッ…!となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……親父達は昨日の夜からじいちゃん家に行ってて…俺、1人だったんだ…」

 

 

 

ドアを開けたのはいったい誰だったんだ……?

怖い話投稿:ホラーテラー D.Mさん  

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