短編1
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爆音の理由

前回の話を投稿した時に思い出した話があるので、懲りずに投稿させて頂きます。

前回のオッサンの話から数ヶ月が経った冬の事です。

学校から帰ってきた私は、いつもの様にリビングに行きテレビを点けました。

すると、普段では有り得ない位の大音量!!

予期せぬ事態に心臓バクバク…

《誰だよ音量上げたままなのは》と思いながら音量を下げ、家族の帰りを待つ事に。

やがて仕事に行っていた母と、遊びに行っていた弟達が帰宅したので先ほどの大音量について聞いたところ、犯人は弟2でした。

弟2『学校終わったし遊びに行く準備しようと思って洗面所に行ったら、鏡に映った廊下に貞子みたいな白い服着た髪の毛が長い女の人が立ってたの。

で、《うわぁ〜まんまじゃん》って思ったけど怖いから、気付いてない振りして鼻歌歌いながらその人の横通って、取り敢えずテレビの音量上げて誤魔化して急いで準備してテレビ消して家出たの。』

この話しを聞いた私達は爆笑。

よくもまぁ、怖いと思った存在の横を通れたなと。

その後は、その人も出てきてません。

何の為に現れたのか分かりませんが、存在に気付いてもアホな言動をする住人に霊も呆れたんだと思っています(笑)

怖い話投稿:ホラーテラー 青灰皿と赤ライターさん  

Concrete
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