皆さんこんにちは。
一向に文章が上達しないふたばです。(´・ω・`)
己の練習に他人を巻き込んでやろうと、掲示板を建ててみました。
以下、ここでのルールを説明します。( ᴗ ̫ ᴗ )
↓
🌱ここは、短編の練習をする為の掲示板です。
🌱毎月単語を3つ、お題として出しますので、短編の「三題怪談」を募集します。
🌱「三題怪談」とは、1つのお話に決められた3つのお題のワードを入れなければならないという“縛り”で御座います。
🌱お話の長さの目安は、原稿用紙2枚分(800字)程度。
(あくまでも目安です、越えてしまってもヨシとします)
文字数カウント↓
https://phonypianist.sakura.ne.jp/convenienttool/strcount.html
🌱お題は毎月一日に更新されます。
🌱提出期限は毎月28日までとします。
🌱お話はいくつ投稿しても構いません。
🌱初心者大歓迎。実際私もほぼ読み専なので、文章が下手っぴです。軽い気持ちでご参加下さいませ。
🌱ここで投稿されたお話は、“ご自身で書かれたお話ならば”怖話の通常投稿にあげても構いません。
寧ろ、多くの方に見ていただけるよう、ここで試し書き、本投稿で完成品といったように使って下さいませ。
何なら他サイトでも投稿されている方は、そちらへあげるのも問題御座いません。
(※他の方の掲示板でも同じとは限らないので、その都度そこの掲示板主へご確認下さい)
🌱題名も付けて頂けると助かります(題名は文字数には含みません)。
🌱感想だけのご参加も大歓迎です。
🌱明らかな荒らしコメントは即刻削除致します。慈悲はありません。
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【11月お題】
「黄泉」「狐」「エレベーター」
投稿期間 11/1 0:00〜11/28 23:59
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ですがまぁ…建ててみたは良いものの、私が独りで短編を書き続ける寂しい場所になりそうな気がします……
そこで!ちょっとした特典代わりと言っては何ですが、ここで投稿されたお話は、私ふたばが朗読させて頂きます。ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
具体的に言うと、YouTubeにてその月に投稿されたお題の回答を、纏めとして朗読してアップします。
素人の朗読ですのでレベルは低いですが、創作意欲の糧になれれば幸いです。( ᴗ ̫ ᴗ )
※朗読されるのが嫌だという方は、お手数ですが文末に「※否朗読希望」とお書き下さいませ。
📚過去のお題アーカイブ
【9月お題】「彼岸」「ぶどう」「ネジ」
https://youtu.be/DlNJ68yKIfA
【10月お題】「十五夜(月のみでも可)」「図書館」「菊」
(※お題提供:あんみつ姫さん)
https://youtu.be/iA4spsQlSMA
【11月お題】「りんご」「子ども」「落ちる」
https://youtu.be/UMVBBrycZqU
【12月お題】「肖像画」「塩」「M」
(※お題提供:むぅさん)
https://youtu.be/MJmFrqUqvj0
【1月お題】 「ウシ」「晴れ」「厄」
https://youtu.be/N0tX10EOJoE
【2月お題】 「僧」「遊泳」「踊り」
Extraお題「怪僧」「宇宙遊泳」「阿波踊り」
(※お題提供:嗣人さん)
https://youtu.be/9j2vK_kKzhE
【3月お題】 「風」「証」「波」
https://youtu.be/zZoV2ce7poU
【4月お題】「サクラ」「窓辺」「人形」
https://youtu.be/kZzfmq8cNvM
【5月お題】「母」「鬱」「川」
https://youtu.be/RNqUE92-K2k
【6月お題】「クラゲ」「雨」「失踪」
https://youtu.be/BM0ataca42E
【7月お題】 「天の川」「亀裂」「写真」
https://youtu.be/RcXTXfzfKUk
【8月お題】「手を振る」「扉の向こう」「呼ばれる」
(※お題提供:ラグトさん)
https://youtu.be/omL3byV-eF0
【9月お題】「アリス」「スープ」「ハサミ」
https://youtu.be/w20FnRK-bQQ
【10月お題】「バラ」「時計」「たばこ」https://youtu.be/g_zxwy1H73I
【11月お題】「無人探査機 」「提灯鮟鱇 」「地引網 」
(※お題提供:ロビンⓂ︎さん)
【12月お題】
「プレゼント 」「空席」「信号 」
【1月お題】
「トラ」「階段」「玉」
【2月お題】
「ネコ 」「チョコレート」「箱」
【3月お題】
「ウメ 」「日記」「歌声」
【4月お題】
「駅 」「看板」「ポスト」
【5月お題】
「灯り」「公園」「針」
【6月お題】
「カッパ」「アジサイ」「自転車」
【7月お題】
「浜辺」「貝」「欄干」
【8月お題】
「ニセモノ」「蝋燭」「指」
【9月お題】
「帰り道」「ビン」「コスモス」
【10月お題】
「先生」「空腹」「筆」
【11月お題】
「橋」「ゾンビ」「忘れ物」
【12月お題】
「足音」「雪」「吐息」
【1月お題】
「ウサギ」「獣道」「目」
【2月お題】
「鬼」「酒」「身代わり」
【3月お題】
「都市伝説」「ピアノ」「ボタン」
【4月お題】
「絵本」「珈琲」「霞」
【5月お題】
「シミ」「地下」「蝿」
【6月お題】
「ダム」「悲鳴」「カエル」
【7月お題】
「夏草」「鏡」「プラネタリウム」
【8月お題】
「漂流」「雲」「ラムネ」
【9月お題】
「神隠し」「お米」「カバン」
【10月お題】
「皮」「警告」「お札」
【11月お題】
「1週間」「影」「オレンジ」
【12月お題】
「ケーキ」「透明」「チャイム」
【1月お題】
「 」「 」「 」
【2月お題】
「穴」「遅刻」「節」
【3月お題】
「足跡」「惑星」「メッセージ」
【4月お題】
「卵」「楽園」「嘘」
【5月お題】
「人混み」「電話」「花瓶」
【6月お題】
「墓場」「毒」「待つ」
【7月お題】
「海」「境界」「糸」
【8月お題】
「打ち上げ」「ライト」「未練」
【9月お題】
「借りもの」「バス停」「斜陽」
【10月お題】
「骨董」「ピエロ」「姉」
※追記:ここのお話を本投稿へもアップされる方へのお願い
🌱先に述べた通り、ここに書いたお話は一般の怖い話にも投稿して頂いて構いません(そもそも著作権は作者のものですから)
🌱一般投稿分は掲示板のレギュレーションから外れますので、文字数を気にせず加筆修正しても何も問題御座いません。
🌱ですが、投稿の際には題名に“三題怪談”の文字を付けないで下さい(同じ企画系列の題名が並ぶとうんざりしてしまうユーザーが現れ、揉める為。実際、過去にそういう事がありました)
🌱また、お題の単語をお話の解説欄に載せると、その単語に気を取られて純粋な短編として楽しめないので、読者的には解説欄には“掲示板より”とだけ書いて頂けると助かります。
(コメントにお題の単語をネタバレ防止で公開するのはアリです)
(ここのページのURLは貼っても貼らなくてもいいです)
🌱代わりに、投稿作のタグ欄に、お題の単語タグ3種と“毎月お題の短編練習枠”タグが知らぬ間に付いております。十中八九私ふたばが犯人なので怖がらないで下さい。
企画というより常設となるこの場所は、細く長く続けていきたいので、何卒、ご理解下さいませm(_ _)m
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【それなら僕等は、ミドリなままで】
1人静かな美術室。目の前のスケッチブックには、1つのリンゴが描かれている。
芯の濃い鉛筆で、俺が書いたものだ。
「ねえ。それ、何色つけるの?」
背後から掛けられた声。振り返ると、1人の少女がそこに居た。
童顔で、ショートヘアの同級生。その右眼は眼帯に秘されており、たった1つでこちらを見つめる左眼は、夜色の光を宿している。
眼帯を外すと世界が崩壊してしまう。そんな事を本人は言っているが、初めて会った時にはものもらいだと言っていた気がする。真実の程は、全く不明だが。
「これには色を付けないよ。練習用のデッサンだし、そもそも鉛筆で描いてるし」
「ふーん…」
所謂、不思議ちゃんの彼女。その彼女のことを認識しているのは、今やこの学校に俺しか居ない。
否、憶えているのは、俺しか居ない。
皆、大人になると、記憶が抜け落ちるのだ。
忘れるのでは無い。ある日唐突に、目の前の彼女を認知出来なくなるのだ。
彼女の記憶だけが消え、姿を見落とし、声も届かない。
木枯らしが吹く、秋の終わり。教室の窓の外を覗くと、朱の交わる桜の葉が落葉していた。春の桜花も、夏の繁りも、とうの昔の過去へと失くしたように。
俺だけが彼女を忘れないのは、きっと俺がまだ子どもだからだ。
ーー早く大人になりなさい
思えば、そんな言葉を、周りの大人はいつも言っていた。
それに反抗し続けたお陰で、未だに俺は、彼女の記憶を失わない。
大人になんてなりたくも無い。大人になるのは、寂しい事だから。
銀杏や椛だって、紅葉するから葉が落ちる。緑のままなら、残り続ける筈なのだ。それなら俺は、緑のままでいい。
ふらふらと美術室を見て回る彼女。子どものように、好奇心に蓋もしないで。
その姿は、いつか年の離れた兄に連れられこの学校へ来た時に掛けた彼女と、寸分違わぬ容姿をしている。
右眼の眼帯、夜色の瞳、幼い顔立ちに、影の無い足元……
悪戯な笑みを俺に向ける彼女の手には、青リンゴが握られていた。
【799文字】
もう馴れ合いやめてもらいたい、掲示板だけでやってもらいたい。すいません
当掲示板をご利用の皆様へ🌱
今月11月のお題の投稿の締め切りは、本日28日の23:59までで御座います。
何卒、宜しくお願い致します( ᴗ ̫ ᴗ )
@あんみつ姫 さんコメント有難う御座います( ᴗ ̫ ᴗ )
よくよく考えてみると、このひとつ前のあんみつ姫さんのお話で「縁起物の林檎」が主人公に渡されておりますが、どちらもどの地方が舞台のお話かは明記されておらず、ひょっとしたら……と思ってしまいます(。-_-。)
今月のお題は3つの内2つが私の職場の同期から出して貰ったもので(本当は3つ貰っていましたが固有名詞の商品名だったのでひとつはパスしました…)、あと一つは名詞だけで無く動詞もいれてみたらどうなるだろうと混ぜてみたものでした(*´꒳`*)
書き途中のあと1作は、世界観とキャラクターは出来ているのですが、舞台が中々決まらず、場面設定を学校で書いてみたり、神社仏閣で書いてみたり、公園で書いてみたり、森の奥の小屋にしてみたり…と、書いては消してを繰り返しております。笑
あと完全に長編コースになりそうで…(。-∀-)
この掲示板は元々全然お話が書けていない自身への課題の常設掲示板ですので、サボらないためにもずっと続けていこうと思っております(~ ˙ª˙ )~
朗読も元々好きで、このサイトのお話を読む時も以前から部屋で独り声に出して読んでいたくらいなんですよね╰(*´︶`*)╯
言うほど上手な朗読ではありませんが、私の朗読スタイルが憑依型と言いますか、登場人物たちの感情が演じている時の方が入り込んで来る感じがして、より共感しながらお話を楽しめるんですよね٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
今や若者はテレビよりもYouTubeを見る時代です。私のチャンネルでは拡散力が弱小ですが、それでも最近夜行列車さんも私の朗読を知っていた事が判明して、恥ずかしいやら嬉しいやらで、この掲示板このサイトの広報にもちゃんと繋がっているんだなと感じます(*ฅ́˘ฅ̀*)
@ふたば 様
ふたば様
こちらと本編に加筆修正したお話の両方を読ませていただきました。
どちらも良く書けていると思いました。
「落ちないリンゴ」
「葛リンゴ」
「フリーズドライ加工」
「神社」
これらを合わせ、更に残る お題の要素を入れ、800字の怖い話に仕上げるのは、なかなか困難だったのではないでしょうか。
本編の「怖い話」は、1000文字強ぐらいでしょうか。
私の体験から申しますと、自分でお題を出した責任感からか、肩に力が入ってしまい、思うように筆が進まないという現象に飲み込まれてしまいますね。
あと一作、締め切りギリギリになって、肩から力が抜けた瞬間、天から降ってきたように作品が出来たりします。まるで、リンゴが落ちて来たごとく??
お陰様で、とても良い経験が出来ました。
いろいろ困難もありますが、この企画は、続けた方がよろしいかと。
たまたま新人さんとのやり取りの中で、最近の怖い話の需要と傾向について私なりの見解を述べさせていただいたのですが、コロナ禍にあり、ステイホームやスマホに接する機会が増えたせいもあり、YouTubeで動画配信されたものを閲覧する方が例年より多いとの情報を得ました。
当然ですが、さらりと聞き流せる怖い話は、人気のようで、閲覧数の多さにその筋の専門家さんたちは、嬉しい悲鳴を上げているのだとか。
ふたば様の試みは、まさに水を得た魚と申しましょうか、時流に乗った新しい発信ともいえると思います。
自信をもって続けて行ってくださいませ。
私も微力ながら応援、協力させていただきたく存じます。
本編とメッセージボードにもお邪魔させていただきますね。
お仕事をしながらでは、私もそうですが、大変な作業でしょう。
一つの作品を生み出すということは、並大抵のことではありませんからね。
どうか お疲れになりませんように。
ご無理だけはなさらないでくださいね。
くれぐれも、お身体ご大切になさってくださいませ。
私も、月末に 残りの以前投稿した三作目を本編にアップいたしますね。
もちろん、この掲示板800字の投稿作では、削除対象の問題作。評価対象にもなりませんので、きちんと加筆修正し、怖い話としてアップいたしますね。
今月は、三作投稿します。
800字怪談は、短歌や俳句といった定型詩のような奥深さがありますね。
某投稿サイトでは、定期的に行われるイベントの一つのようですが、てのひら怪談同様、私的には、本来の怪談や怖い話とは一線を画す、全くの別ジャンルといった印象を持ってしまいます。
SFでいうところのショートショートでしょうか。
真の実力を試される 書き手としては辛い作業ではありますが、それだけにやりがいがありますね。
長々と、申し訳ございませんでした。
では、夜も更けてまいりましたので、この辺で終わらせていただきます。
メッセージありがとうございました。
おって、明日以降、返信させていただきますので、よろしくお願いいたします。
おやすみなさいませ。
よい休日をお過ごしくださいね。
2020年11月23日 01時14分
ようやく2作目です(。-∀-)
本当は別のお話を書いていたのですが、全然筆が進まない上にどう考えても長編コースになってしまう流れになっていたので、一度頭を切り替える為に人怖なお話です(OvO)
あと一作は書きたいところですが……
『縁起の良い果実』
「こんな5月なんかに取材させて貰ってすいません」
「いいよいいよ、寧ろリンゴ農家は出荷時期以外も忙しいんだって知ってほしいね」
「有難う御座います。
えーと、今は何をされているのでしょうか?」
「ああ、摘果だよ。実が付き始めたら、養分を一部の果実に集中させるために、まだ丸くもなっていない子どものうちに木から落とすんだ」
「へー、なんだか勿体無いですね」
「だけど、こクズリンゴだって売れるんだよ」
「こんなに青い身がですか?」
「需要があるからな。
…なあ、君は“落ちないリンゴ”って知ってるかい?」
「えっと…」
「受験生への縁起物のリンゴだ。
ある年に大型の台風がリンゴの産地を直撃してね、収穫直前のリンゴの多くがやられて、農家は大打撃を受けた。
だが、そんな中大きな台風にも負けなかった僅かなリンゴが“落ちないリンゴ”の名で必勝祈願の神社に高値で販売されると、受験生の子どもを持つ家庭に飛ぶように売れていった。
縁起が良いからっつってな。
このチビっこい実は、その時のリンゴと同じ木のモンなんだ」
「へぇ〜、じゃあこれも神社に売られるんですね」
「まあそうだな。と言っても、こちっちは別の神社で売られるが」
「別の神社?」
「ほら言うだろ、“拾う神ありゃあ、捨てる神あり”ってよ。いや、逆だったか?まあ、どーでもいいか。
“落ちないリンゴ”ってのは、さっきも言った通り受験祈願の神社で売られる。
だが、これはそれとは真逆の“落ちたリンゴ”だ。あいつが、あいつの家の子どもが受験に落ちちまえって、タチの悪い贈答用に、縁起の悪いクズリンゴを小物に加工してそういう曰く付きの神社で販売しているのさ。
お陰でこっちはがっぽり儲けさせて貰っているよ。
なんて言ったって、“落ちないリンゴ”はデカい台風が来た時しか採れねえが、こっちは毎年売れるからなあ」
ガハハ、と愉快に笑う声が響く中、チョキンと鋏で実を落とされる音が、やけに冷たく、耳を刺した。
【798文字】
@ふたば 様
ふたば様は、とても老成していらっしゃるのですね。
このような拙作を投稿し、不躾な問いを投げかけてしまった愚かさを恥じてしまう母でございます。老いては子に従えとは、よく言ったものだと先人の言葉を痛感しておりました。
そうですね。
私も「承認欲求」は、人が生きるうえでも大切な感情、心情なのだと思います。
まさしく、ふたば様のおっしゃるとおり。
何事も「中庸」であるということ、思いも行いも「フラット」でいたいと願っております。
とはいうものの「言うは易く行うは難し」
人生は、歩を進めるたびに、思うようにならないことばかり。
時に、前に進めず、立ち止まったり、逃避してみたり、「畢生の図書館」のような異世界に迷い込んだりするものでございますが、ささやかな何気ない出来事の中に、幸せを感じようになる頃には、頭に白いものがたくさん・・・かくも人の一生とは短く儚いものですね。
心の持ち方、考え方を変えるだけで 幸せの定義は変わってくるものです。
お陰様で、この場を与えられ、呼吸も出来ないほどに苦しく、今にも枯れそうになっていた花が、息を吹き返すことが出来ました。
ありがとうございます。
ふたば様の作品には、人を生かす力癒す力があると感じます。
どうぞ、ご自身の力を信じ、これからもますますのご活躍をお祈り申し上げます。
「畢生の図書館」に刻まれるお一人お一人の人生は、ひとつとして同じものはございません。
唯一無比の自分という存在を、愛し赦し生きて行きたいと思いました。
@あんみつ姫 さん
3作目のお話は趣向が変わってなんだか可愛いお話ですね(๑˃̵ᴗ˂̵)
りんごの妖精さんでしょうか、あんみつ姫さんのこういう軽い口調の会話文は結構貴重な気がします(*´꒳`*)
「本当の幸福とは」と問われれば、私なら迷わず仏教の基本的な理念の1つである、自利利他の考え方を原稿用紙に書きますね( ˘͈ ᵕ ˘͈ )
ちなみに私は、承認欲求は最早三大欲求の「食欲」「睡眠欲」「性欲」と同じで、否定してはいけないし、それを求め過ぎてもいけないと考えております。
これもまた仏教の基本的な教えですが、何事も中道である事が肝要です(。-人-。)
ふたば様 皆様
三作目を投稿しました。
まだ、習作段階ですが、一応これで最後ということにいたしますね。
太宰治が、アドラー心理学に触れていたら、自殺しなくても済んだんでしょうか。
「承認欲求」皆様はどのように考えるでしょうか。
「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」いずれもベストセラー、ロングセラーですが、読んでみたことがありますか?
大学入試に出題される小論文は、課題に対し、800字以内 制限時間60分で書き上げなければなりません。
なかなか大変な作業だと思います。
制限時間60分で800字以内の怪談を書き上げよと言われたら、困ってしまいますよね。
そんなことを思いながら、書いてみました。
怖くはないですが、ちょっとした箸休めとしてお楽しみいただけましたら嬉しいです。
「あなたの考えを800字以内でまとめなさい。」
「はるばる東京から来たんでしょ。頑張ってね。縁起物のリンゴよ。」
出がけに旅館の女将が、新聞紙に包まれたリンゴを手渡した。
3月下旬に二次募集。田舎のFラン大学。
既に二浪している俺に選択の余地はない。
試験は、小論文と面接のみ。
一時限は小論文だ。
「以下『幸せになる勇気』からの抜粋です。二人の対話から「本当のしあわせ」とは何かについて800字以内であなたの考えを述べなさい。(制限時間60分」」
―はぁ。アドラー心理学かよ。えぇと、予備校で習ったよな。たしか、この手の出題への傾向と対策は。
セオリー通り三段論法で、用紙のマスは最後まで埋めることができた。
終了まで残り15分程の余裕もある。
「ダメダメ。これじゃあ。お兄ちゃん、また落ちるよ。」
突然、頭上から、子どもの声がした。
「酷い出来。『かわいそうな像は、かわいそうでした。』としか書けない小学生以下。」
声の主を探し見渡すが、子どもの姿などどこにも見当たらない。
「よそ見しないで。いい?今から、僕の言うとおりに書いて。」
―今更書き直しなんて出来るかよ。
「いいから、全部消しゴムで消して。急いで早く。」
俺はなぜかその声に逆らえず、無い知恵を絞りだして書いた小論文モドキを全て消しゴムで消してしまった。
「よし、じゃぁ、始めるよ。太宰治は言った。」
―え?だざいって、あのださいおさむ?―
「そう、中学校の教科書に載ってた。あの太宰治だよ。」
―『走れメロン』だっけ。ケケケ。―
「ふざけないで。手を動かす。」
―うるせぇよ。
字が汚い。
漢字が書けない。
姿勢が悪い。
罵倒されコケにされ続けたが、結局、俺は、言われるがまま最後まで書き終えた。
試験官が終了を告げ、俺は、たった今完成したばかりの小論文を読み直す。
す、すげぇ。これこそ人様に読んでもらえる文章だ!
「わかった?楽しかった。ありがとね。」
―もう帰るのか?
「んだば、『グッドバイ』」
微かなリンゴの香りが 俺の鼻先を掠めて行った。
(字数800字)
🌱御利用の皆様へ🌱
当掲示板の説明文を加筆致しました( ᴗ ̫ ᴗ )
本投稿へのアップに関するお願いで御座います。
要点を纏めますと、
・題名には“三題怪談”と書かない
・解説欄にはお題の単語を載せない
いずれも、読者の方々に単純な短編として楽しんでいただく為のものです。
ご協力、お願い致しますm(_ _)m
むぅ様 ふたば様
偶然、お二人のやり取りを目にいたしました。
ご意見を頂戴し、お二人のおっしゃる通りだと思いました。
自戒いたしたく存じます。
ご指摘されるまで大切なことに気づかずにいたことを、お許しください。
また、むぅ様の提言を真摯に受け止め、今後投稿する際は、誤解や不快な思いを抱かせないよう配慮いたします。
また、怖話を愛するユーザー様たちに、よろこんでいただけるような読者であり作者でありたく願っております。
これからも、ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
@むぅ さん
むぅさんは何様でも無いどころか大切な読者様ですので、こうして意見を貰えて有り難く思います(*´꒳`*)
丁度、これから起こりうる可能性があるトラブルの防止策も先回りで対策しなきゃでしたので、遅かれ早かれだったんですよね(。-∀-)
ちなみに、むぅさんがまた筆を取って貰えそうなのも嬉しいですが、実はお題の提供者も欲しております… |˙꒳˙)チラッ
@ふたば 殿、お返事ありがとうございますm(_ _)m
名だたる作者殿が利用されてる所に殴り込みに行った気分でしたので、ホッとしました(´っω・`。)
何様でも無い自分が人様に意見するのは物凄く勇気がいるものですな( 'ω' ;)
今後も応援させて頂きますので、企画は是非続けて頂きたいです(^^)
ふたば殿のお陰で、自分の好きな作者様の作品が増えるのは毎月の楽しみになりそうです( ˙꒳˙)✧
自分もいつかお仲間に入れる様な作品を作ってみたいですな( ˘ω˘ )
@むぅ さん今晩は。貴重なご意見有難う御座います( ᴗ ̫ ᴗ )
正直、私もむぅさんの意見に賛成と言いますか、読者としては「三題怪談」として以前に、「怖話」として楽しみたいものの筈ですので、遅かれ早かれそういう意見が出て来るのではと思っておりました(。-_-。)
また、むぅさんのこの意見とは異なりますが、以前「カラス」でしたり、「エレベーター」でしたりのお話がお祭り状態で並んだ時も、良い顔をしない方々がいたのは事実です。
なんと言いますか、企画は活気が出て良いのですが、その企画の盛り上がりに乗れるのは参加者した投稿者さんだけで、それ以外の投稿者さんや読者の方々には“乗り遅れ感”を覚えたり、“身内だけで楽しんでいる”という見方をする方が出てきたり、という事も起こるものだと考えなければいけませんでした。
そうなると、お話のタイトルにも“三題怪談”は付けない方がいいかもしれませんね。
むぅさんの仰る通り、お話の解説欄にお題の単語を載せないのは読み手の方に楽しんで貰いやすくする為にもしておきたいですね。
ここの投稿システムにはタグ付け機能があるので、お題の単語はそっちに入れておけば、すぐ目には付かないので大丈夫でしょう。
実は本投稿されているお話には初期の頃からhttps://kowabana.jp/tags/毎月お題の短編練習枠
↑こんなタグを勝手付けていたので、もしかしたら、各投稿作の解説欄にも何も書かなくて良いかもしれません。
これからのトラブル防止にも繋がりそうですし、他の投稿者さん達にもご協力のお願いをして来ますねヾ(๑╹◡╹)ノ"
ふたば殿、いきなりのお邪魔失礼致しますm(_ _)m
今回は読者として少しお願いがあって参りました。
決して非難や荒らしではないので、その旨承知の上で読んで頂きたいのですが…
自分は基本本編しか読まないものですから、掲示板を覗く事はほとんどありません。
今回沢山の投稿があって、ここも知りました。
それで、お願いと言うのが、本編に載せられる時に、三題のネタバレを隠して投稿して頂きたい、と言う事なのですが…
ここを利用されて投稿数が増えているのは読者として嬉しく思っておるのですが、三題の内容を把握して読んでしまうと、意識しない様にしようと思っても、ソレを探して読んでしまって怖話に集中出来ず、怖いもコメントも出来なくなっておりました( 'ω' ;)
勿論関係無く良い作品ばかりなので、自分だけの我儘かもなのですが、出来れば読者としては、三題を知らずに読みたいのですが…
勿論タイトルに三題怪談としてあるのはふたば殿に敬意を払って皆様されてる事だと思いますので、そこは全く気にならないので、作者様方のコメント内に三題を載せるのを控えて頂けたら嬉しいかなと…
ネタバレ知りたければ掲示板を覗けば分かる仕組みのようなので、自分一人の意見なので、他の読者の方々は何言ってんだコイツ、と思われるかもしれませんが、良ければ一つの意見として支障のない範囲でご検討頂けたら幸いでございますm(_ _)m
不快に思われたら遠慮なく削除して頂いて構いませんので、参加もした事無いのに本当に失礼致しますm(_ _)m
@あんみつ姫 さん
感想有難う御座います(๑˃̵ᴗ˂̵)
子どもってまだ善悪の区別が付かないだけで無く、それをしたらどうなるのかという事が分からないが為にこんな事が起こり得るんですよね… ( °-° )
うわぁ、怖いです。
子どもって、ある意味残酷な一面がありますよね。
無邪気さと同意だったりしますが。
想像したら、顔の辺りからいろいろ痛くなってきました。
さすがです。
『悪戯』
「トリックオアトリート!」
玄関を開けると、扉の外に白いシーツを被った子どもが居た。
身長は110cm程度しか無く、被った布には、目の部分にビー玉程の小さな穴が空いている。
おそらくオバケの仮装をしているのであろうその子の声には、聞き覚えがあった。
「えぇと…ゆいちゃん?」
ゆいちゃんは、近所に住む兄貴の子どもで、私にとっては姪っ子にあたる。
「ちがうよ!オバケだよ!お菓子くれなきゃイタズラしちゃうんだよ!」
「いや、ハロウィンは先月末に終わっちゃったんだけど…」
「うぅ…い、いいの!私はオバケなのっイタズラしちゃうの!」
白い布の下でバタバタする少女は、両腕を上げて威嚇のポーズをする。まるでコアリクイのようだ。
ゆいちゃんは私の家までこうして遊びに来る事が度々あった。
小学校に上がったばかりの彼女には、つい最近妹のあいちゃんが産まれたばかりだった。
「叔父ちゃん叔父ちゃんっ、ゆい、お姉さんになったんだ〜!」そう笑顔で以前話してくれたが、大好きな母親が妹に付きっきりの今は少し寂しいのか、近頃はここへ遊びに来る頻度が増えていた。
兄貴からもどうか構ってやって欲しいと言われていたのを思い出す。
月末は繁忙期で帰りが遅く、私も姪の相手が出来ていなかった。
「…叔父ちゃん、りんごってね、皮を剥いちゃうと直ぐにおばあちゃんになっちゃうんだよ“せんど”っていうのが落ちちゃうんだって。
だからね、私ね、あいちゃんが早く大っきくなればママを一人占めしないって思ってね、あいちゃんのりんごみたいなほっぺをね…剥いちゃったの。
でもね、あいちゃん泣いちゃった…私お姉ちゃんなのに、意地悪しちゃったの。
だから、ごめんなさって言ったの。でも、それでも泣き止まなくて、だから“おあいこ”にすれば許してくれると思って…」
震えるオバケの裾から、ピーラーを握る小さな手が伸びる。
「イタズラのつもりだったの…」
ぱさり、と白い布が落ちた。
【794文字】