こんばんは、皆様。
千月(ちげつ)と申します。
今回、私達がより怖い話を書くため、新たな方向性を見つけるために、この場をご用意させていただきました。
ここでは、皆様の感じる怖いものや、お話を書く際に役立つ知識などを話し合いたいと考えております。
いつ、どのタイミングで書き込んでいただいて構いません。
もちろん、会員登録をしてまもない方々、読み専門の方々も大歓迎です。
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それでは、皆様と有意義な話し合いができることを楽しみにしております。
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Glue様。り、理論武装乙です(笑)
発達心理学でも専行されているのですか?メチャクチャ詳しいですね(笑)
ふむふむ、人形の恐怖の正体、一言でいうと、
「かつて生きていると思っていて、いまはそうは思っていない者との再会」
とでもいうべきでしょうか?
この角度から切り込むと・・・いいですね。恐怖の対象の応用が広がりそうです。
・寝室の天井の木目板
・壊れたおもちゃ
・自分の影
・絵本の中の登場人物
・曽祖父の遺影
etc.etc・・・
これらが、もし何らかのきっかけで命を持つようにふるまいだしたら…
うん、話の持って生き方次第では面白い話になりそうです。
自分の経験に照らし合わせて、新たな恐怖が見つかるかもしれませんね。
後、「暗闇」。そうです。恐怖の対象の超基本ですね。
とても重要な考察です。暗闇そのものではなく、暗闇に想起する何か、平たく言えば、「暗闇に何かが潜んでいる」ことに恐怖を覚えるのですね。
逆に、暗闇そのものは、「体内回帰願望」からちょっとした安心感を感じそうです。
このズレ、暗闇を求め、暗闇に潜むものを恐れる、この感覚を認識していると、闇の表現にも一味違ったものが得られるかもしれません。
大変興味深いお話をありがとうございました。
はじめまして、読み専の者です。私が恐怖感をおぼえるのは、何の気なしに行き当たっただけなのに、怨霊怪異や、生身の人間であっても、魅いられてしまう事ですかね。曰く付きの品とか場所に知らないで関わってしまったり、偶然、丑の刻詣り的な儀式に遭遇とか。あと、地元の人だけが執り行う、いかにも雰囲気のある風習や信仰とかも怖いです。
Glue様
「日常的に車にひかれていた」ww
私も高校生のころ、自転車に乗っていて度々宙を舞う経験をしましたが、老婆心ながら、車には轢かれるものではないですよ(笑)
私は、小さいころに、なぜ自分は
「半強制的にまばたきをしなくてはならないのか」
「なぜ大人は起きているのに、自分は眠らなくてはいけないのか」
が不思議でした。
で、行き着いた結論は、
「自分が知覚できない暗闇の世界にいるとき、本当は自分が知らない素晴らしい世界がもう一つあって、その世界の人はきっと自分のやることを見てバカにしたり笑ったりしているんだ」
というものでした。
我ながら暗い発想をしていたものです。
で、どうもこういう考え、「パラノイア」が持つそうですよ(笑)
マゾに目覚めちゃいましたか…。ま、ロリにさえ目覚めなければオーライ♬です(笑)
綿貫様。
「不気味の谷」というのですか。名前がついているとは驚きでした。
怪談ではないですが、以前伊集院光さんがラジオで、「昔のゲームはリアリティがなかったが、想像力でそれを補っていた。今のゲームは映画のようにリアルだが、逆に突っ込みどころが目立つ」というような意味のことを言っていました。
違うことを言っていますが、本質は同じだと思います。
「リアル」の中に潜む「異質」・・・これはいいですね。まだまだ発展しそうな切り口です。
「欠損した人体」「死者」を連想させる、と分析されているのですね。私が思いついたのは、やっぱり「人形」です。
精巧に作られた西洋人形、市松人形、マリオネットなどは、もう古典といっていいホラーのアイテムです。
我々はその中に「死者」を見ているのでしょうか。
しかし不思議なのはディズニーの「トイストーリー」のようなCGアニメです。
私の感性では中々恐怖までは感じません(笑)
北野誠さんは「かわいく描いているけど、あれはホラーだ」というような意味のことを言っていましたが…
ディズニーアニメと精巧な人形との違い、人形に潜む恐怖の正体にも迫ってみたいです。
さて、「不気味の谷」に戻りますが、私は「同族殺しの記憶」があるのではないかと思います。
人類が猿から分化して、類人猿になり、猿人、旧人、新人、現生人類と姿を変えるのですが、どうも調べてみると、例えば猿人が旧人にある日を境に進化したわけではない。
突然変異をとげて現れた種族が、以前にいた種族を「絶滅」させていった可能性が高いそうですね。
どうも、そこから「人類はなぜ戦争を行うのか」という命題にまでいくそうですが。
「少し劣った(と思っている)同族」との血で血を洗う抗争の記憶・・・。
それが「自分たちと似て異なるもの」に対する恐怖として残っているのかもしれません。
いや、大変面白い話でした。いつもありがとうございます。
はいはーい!こわいもの、ありましたー!
「幸せな幻覚」です。
目の前の幸せはすべて幻覚でした、というオチ。
子どもの頃、家族で夕食をとっているときによく、
(目の前のみんなは実は幻覚で、本当のじぶんは事故で頭を打ってからずっと真っ暗な廃墟でひとりで笑っているんじゃないか)という懐疑に駆られては、恐怖におののいていましたねー。
日常的に、車にひかれたり高いところから落ちたりしていたので、
もしかしてあの日から……?みたいなリアルな怖さがありました。
もしも幻覚なら一刻もはやく目ざめねば!と、顔面をばんばん叩き、壁に頭突きしまくったら、
ちょっぴりマゾに目ざめましたー。なははー。
「怖い対象」をひとつ。
「不気味の谷」です。
ロボットやCGの技術向上によって、より「人間に近い」造形が可能になってきましたが、この「モノ(非人間)が人間に似ている具合」と「それに対する、見る側の親近感」は比例して増していきますが、ある一定の地点で、「親近感」がぐーんと値を下げます。谷のように。これが「不気味の谷」と呼ばれる現象だとか。
理由としては、「ちょっと似ている」段階なら「似ている点」に目が行くが、「非情に似ている」段階だと、「似ていない点」に目が行ってしまうからだそうです。
「すごく人間に似ているのに、人間じゃない」モノは、「欠損した人体」「死者」を連想させるとか。
先日、駅で「この人は誰?」という貼り紙を見ました。
CGで作った感じのお婆さんの画像が載っています。
リアルな分、似顔絵よりも「不気味さ」を感じました。
読めば、駅のロッカーに遺棄された身元不明の遺体だとか。
文字を読む前に感じた私が感じた不気味さは、やはり、「連想」したからなんでしょうね。
Glue様。
お話を伺って思い出したのですが、地蜂はアゲハの幼虫に卵を産み付けます。
青虫は寄生されていることに気が付かず、たくさんの葉っぱを食べてすくすくと成長していきます。
やがて蛹になって青虫は永い眠りに入ります。
青虫は自分が美しい蝶になり、花から花へ飛び交う姿を夢見ているのでしょう。
しかしその夢はかなわず、彼の命はそこで絶たれ、蛹を破って出てくるのは醜い地蜂・・・
恐怖とは違いますが、なかなかに切ないものがあります。
後、「蠢くもの」ですが、「ネズミ」「イナゴ」の大群の記憶もあるかもしれません。
人類が文明を築くうえで欠かせない「穀物の栽培」「貯蔵」は必要不可欠な技術でした。
しかしその大切な食料の大敵が「ネズミ」「イナゴ」だったそうです。
エジプトのバステト神をはじめ、ネズミの天敵である「猫」を神とあがめるところは結構あるそうです。聖書の黙示録にも世界の終末に「イナゴの大群」が出てくる記述があったような・・・。
さてさて、Glue様の話にとても興味深い記述があります。
「ホラーなのにくっそ笑える」
これ、とても重要だと思っています。
私は「笑いの構造」と、「恐怖の構造」が非常に似ているものと思っているのですが、いかがでしょうか?
はーい!「蟲」でこんな話を思い出しましたよ。
ある種のクモは、獲物の体内に卵をうみつけるそうです。
うまれた子グモは、内臓を食べてすくすく育っていきます。
獲物は日ごとに動きがにぶくなっていき、
そしてある日、中からおびただしい数の子グモが一斉に……。
こんなのに寄生されたらと考えると、こわすぎて昼もねむれませんなー。
子どもネタ? はは、そんなもの、パンにはさんで食っちまったよ。
なんてね、たはー。修行者さま、お返事ありがとうございます。
何故ですかね、どっちの場面もホラーなのにくっそ笑えますなー。
きっと他人事だからでしょーね。
こわいもの、ありましたー。「古本」です。
個人経営の古本屋だと、たまーに引くんですよね、大当たりを。
宗教がかった妄想がびっしり書き込んであったとか、
くっついたページをはがしたら赤黒い染みがべったりついていたとか、
やっべー量の毛髪が挟まってたこともありましたねー。
最後の毛髪のやつは、お友達の不良、Sくんの体験談なんですけど、
とっても怖かったんでしょうねー、顔面蒼白で、がたがた震えながら、
「Glue…、おれ万引きやめるわ」って、おまえ買ってなかったのかーい。
千月様。本当だ。私、修「行」者だったんだ(笑)
全然気づきませんでした。まあ、お気になさらず。
お忙しそうですね。テストでしょうか?
主がいない中暴れていてもアレなので、まあ、まったりいきましょう♪
綿貫様。確かに、「蠢くもの」には生理的な嫌悪感がありますね。
私は根源的な恐怖の中に、
「知覚できないほど巨大なものに追いかけられる」
というものがあると思っていましたが、それと対をなす概念で、
「小さな者の群れにたかられる」
というものがあるかもしれません。
やっぱり思いつくのは「蛆虫」ですね。
死体や食べ残りに、うぞうぞとたかり、腐らせ、増殖していく・・・
そしてその後に待っているのは、目に見えない病原菌の蔓延です。
遺伝子レベルで警戒警報が出るように刻み込まれているかもしれません。
Glue様、普通に怖いです。それ(笑)
でもマジ話すると、一人で大穴掘っているときの奥さまや、「ほら」の時に満面の笑顔だったりすると、結構なホラーになりますね。
ところで、削除された子供エピソード、それほど不適切なものだとは思いませんでしたよ♪
「恐怖の対象」をひとつ。
「群れ集まっているモノ」。
ひとつひとつは小さくても、群れて、凝縮して、蠢いて。
虫より蟲って感じですか?
魚、鳥、人……。
生理的な厭さがあるかも……。
修行者様、綿貫一様、Glue様、ありがとうございます。私のいない間にここもどんどん賑わってきましたね。嬉しいかぎりです。
申し訳ありませんが、私は来週あたりまで反応できませんので他の方々だけで話し合いをお願いします。
それと修行者様、大変失礼いたしました。
今までお名前の表記を誤っておりました。
申し訳ありません。
今後このようなことが無いように努めますが、何分間が抜けているので、もし同じようなことがありましたら「ふざけんなこのガキが」と仰ってください。
はいはーい!
「日常の崩壊」で思い出したんですけど、知り合いのおっさんで、
浮気が盛大にばれて、奥さんに夜、車にぶちこまれて、山につれてかれて、
でっかい穴が掘ってあって、あごで「ほら、」ってされた人、いました。
おっと! 自己紹介がまだでしたね。
みなさま、はじめまして、Glueでーす。
綿貫一様。
なるほど、「異質な存在」を絶対他者、と無条件に決めつけておりましたが、たしかにコミュニティが異質に変容していく、または自分自身が異質と認識されてしまうというのも恐怖ですね。
となると、さらに抽出されたキーワードは「異質」……
さて、抽出されすぎて発展形が難しくなってきました(笑)
生存本能のため、「異質」なものを排除しようとする集合無意識。
自分は集合無意識に属したいが、それが出来ない葛藤。
いいかえると、「コモンセンスに排除される予感」が恐怖の正体・・・?
あ、「異質」が消えた(笑)
でも、このあたりに着地点はありそうですね
修行者様、人は集団の中で生きるものですものね。
集団の中に「異質」が一匹。自分以外、誰もそれに気がつかない、というのも気味の悪い状況ですが、
異質が増殖、いつしかマジョリティとマイノリティが逆転しまう、という発展型の噺も私は好きです。
人は集団の中にて生きるもの。集団が牙を剥いたら個は追い詰められていく……。
この場合、「コミュニティ」というよりは「群れ(コロニー)」といった方がイメージがつきやすいかもしれません。
毎日せっせとノルマをこなす毎日を送っている働きアリの自分。引き換えに絶対安全な「群れ」に属することを許されています。
ある時、「群れ」の中に異質な存在を発見します。「働きアリ」としてのノルマをこなさないばかりか、軍隊アリ、大切な子供の卵、果ては女王アリにまでちょっかいをかけています。
このままでは「群れ」に深刻なダメージが与えられかねません。
しかしその脅威を自覚しているのは自分だけのようです。
思い切って「異質な存在」に、いったい目的は何なのか、どうしてそんなことをしたいのか尋ねてみますが、うまくコミュニケーションが取れません、どころか大切な「群れ」にダメージが及ぶことを、むしろ喜んでいるようなのです。
この存在は排除しなくてはなりません。しかし自分は戦闘の訓練も受けていないし、自分に直接的な被害が及ぶのも好みません。
異質を排除すべきか否か…その葛藤が「恐怖」の正体。
かなり乱暴ですが、そんな出発点はいかがでしょうか?
千月様、ご回答ありがとうございます。
崩壊する日常、巻き込まれる主人公。確かに恐怖ですね。
私もそう思って丁寧に日常生活を書いてから崩壊させる手法を用いたことがありましたが、まあ読まれない読まれない(笑)
日常と非日常のグラデーションを引き込んで読ませる文章を書きたいものです。先日カキコしていただいた杏奈様はうまかったですね。
・・・まさかの綿貫様キタ(汗)
えー、千月様の掲示板で失礼いたします。投稿作品、拝読いたしております。修行者と申します。
さすが端的かつ的確なご意見だと感心いたしました。
確かに・・・例えば、極端な動物愛護団体や、どれだけ女性を優遇しても許されないフェミニストの方々等は、理解を超えて恐怖の存在です。
もしもその人たちとどうしても交渉せざるを得ない状況に追い込まれたら…うわあ、これはきついホラーです(笑)。
さて、今までの意見を集約すると、つまるところ「コミュニティの崩壊、もしくはそれを連想させる出来事、又は人物との遭遇」になるかと思うのですが、いかがでしょうか?
この根っこを抑えて発想を広げると、新たな恐怖が見つかるかもしれません。
こんばんは。綿貫です。
ここではとても興味深い研究をされていたんですね。
私の考える「恐怖の対象」をひとつ。
それは「コミュニケーションの取れない他者」です。
「え?なに言っちゃってるの?この人……」という人と行き逢ってしまった時の恐怖。
同じ人間だもの、いつかは分かりあえるはず、という期待を裏切る、または初めから抱かせない存在は怖いですよねぇ……。
そうですね…私が最も人の恐怖を掻き立てると考えているのは、修業者様が仰るのとほぼ同じですが「日常の崩壊」です。
平凡な生活にあぐらをかいていた人間がズルズルと非日常に引き込まれる、書いていて興奮しますよね。
はい、気にしません(←気にしろ)
さて、本日は「恐怖の対象」についてご意見を伺いたいと思います。
人はどんなものに遭遇した時、または意識した時に恐怖を感じるのか、なるべく根源的、‘イド‘に近いところから掘り下げた形を知りたいです。
自分が考えたのは、
①「巨大ななにかに追いかけられる」
(恐竜とかの時代からの記憶?)
②「母性の崩壊」
(絶対安全と思っていたものがある時を境に安全でなくなる)
③「生命の危機」
です、
千月様のご意見はいかがでしょうか?
っていうかこの掲示板、読み専の方もいらっしゃるのでしょうかね?
ぜひご意見を募りたいです。