短編2
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笑い声

1ヶ月ほど前に体験した話です。

僕は常に観える人間ではないのですが、たまに観える時があります。波長が合うと見える感じで(解り辛いですかね…)

仕事が深夜0時に終わり、職場から車で20分ほどのアパートに帰りました。

次の日が休みだったので、いつもなら実家(アパートから20kmほど)に帰るのですが…

休みだし朝からパチンコに行こうと思い、その日はアパートで就寝。

(このアパートもちょっと問題があって…よく生首とか見てたんですが、害は無かったのであまり気にもせず過ごしております。)

同居している猫2匹と、散々遊んで

『3時か…こんな時間まで遊ぶと隣近所に迷惑だな…汗』

そう思い、猫たちに

『寝るぞー』

と声をかけ布団に入りました。

しばらくして、猫たちがバタバタと走り回っている音で目が覚め、何気に時計を見ると時間は朝5時。

さすが夜行性。元気だな。

なんて思いながらウトウトし始めました。

すると、横になって寝ている自分の背後に人の気配がしたのです。

『あぁ…居るな。猫たちは警戒もせずニャゴニャゴ言いながら遊んでるから大丈夫だろ』

そんな感じであまり気にせず夢うつつになっていると…

クククッ

ククククッ

『!!?』

自分の真後ろで女が笑ってる!(女だと思ったのは直感的に)

その笑い声を例えるなら、隣で誰かが寝ている状態で声を殺して笑ってる感じの…

ウトウトしていた眠気も一気に飛んだ。

ククッ

クスクス

ククククッ

まさか部屋の鍵をかけ忘れて誰かが入ってきたんじゃ…

そう思うほどの気配と笑い声。

5分ほど経って、猫たちの遊んでいる物音がやたらうるさく聞こえたので

意を決して上半身を起こし猫たちを見る。

僕が寝ている足元の方にあるソファーでじゃれ合う猫。

やっぱり感じた気配は猫じゃなかったか。

しかし体を起こすと声も気配も消えた。

なんだったんだ?

疑問に思いながらも再び横になる。

すると

クククッ

ククククッ

クスクスクス…

またかよ…汗

さっき起きた時に何故鍵を確認しなかったんだろうと後悔しながら

そいつが去っていくのを待つしかなかった。

リアルに人間だったらどうしよう…そっちのほうが怖いんだが…

ろくに眠ることもできませんでした。

終わり。

駄文で申し訳ないです。

怖い話投稿:ホラーテラー 優魔さん  

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