これは俺が小学5年生の頃に宿泊学習で、○○原の自然の家に行った時の話です。
俺は小さい頃から、普通の人より少しだけ霊感が強く、時々、軽い心霊現象にもあっていました。
バスで向かう途中、皆はとても楽しそうにしていたけど、俺はあまり行きたく無かった・・。
だって普通に「(霊が)おるやろ、此処」って言いたくなる様な場所なんです。
周りは木や草に囲まれていて、進んでく内に白い霧が濃くなっていき、空はどんよりと雨雲が浮かんでいます。
宿泊施設に着きました。
いかにもって感じの、木でできたボロっちぃ施設です。嫌ぁな感じがします。
俺たちは中に入って、施設の説明を受けて、自分たちが泊まる部屋に案内されました。(10人が二組に分かれ、5人で一部屋だった。)
その途中、「立ち入り禁止」と大きく書かれた札が貼ってある部屋を通りすぎた。背筋を何か冷たいものが走る・・。
管理者の人曰く「絶対に入ってはいけない場所」らしい・・・。
夜飯のカレーを食って、風呂に入り俺は早々に寝た。ダルかったから。
他の男子たちは部屋から出て行ったが、かまう理由もなく寝た。
次の日、男子全員が一部屋に集まったとき、俺はギョッとして、男子たちに聞いた。
「お前ら、あの部屋入っただろ・・・?」
男達「えっ!?」
「後ろにおるもん・・・」
怖い話投稿:ホラーテラー ドンコー丸さん
作者怖話