私は毎日父親に暴力をふるわれていた。
ひどい時はタバコの火を腕に押し付けられたりもした。
私はいつも、やめてと大声で叫ぶ。誰か助けに来てくれる事を願って。でもみんな冷たいのね、いくら叫んでも誰も助けてはくれなかった。
ある日、私はいつものように父親に殴られた。
そして倒れこんだ先に果物ナイフがあった。
私は父親を刺したの。なんか気持ちがいい。
父親は、大声をだして助けを求めた後、倒れたの。でも果物ナイフで一回刺したくらいじゃ死なないか。
私は何回も刺した。何回も何回も…
快感だった。だって、私を殴った父親がただの醜い肉になっていくんだもん。それに料理とか好きだし。
そんなとき、隣人が家にきたのね。私が助けを求めても何もしなかったくせに…
むかつくから隣人もめった刺し。
そして警察がきたの。どうやら隣人が呼んだみたい。ほんとにうっとうしい。
まぁ捕まっても私悪くないもん。正当防衛ですむんじゃない?
警察官も目をそらしてる、ただの醜い肉じゃない。
私は警察に行った後、裁判をうけた。
判決は。
懲役20年。何だ、案外ながいのね。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話