これは今から六年前、嫁さんが長男を妊娠していた時の話で実話です。
夜中に嫁さんが凄い息苦しそうな寝息を立ていたので
僕は目が覚めた…
嫁さんは息苦しいそうに天井を見つめ…
必死に息をしているようだった…
声をかけても全く返事もせず、ただひたすらに息をはげしく吸ったりはいたりしている。
ふと天井をみる…
そこには数え切れない程の赤ちゃんの顔、顔、顔…
右から左、左から右へと流れるように泣いていた…
僕はびっくりして嫁さんに目をやると…
嫁さんのお腹がデコボコと激しく動いていた…
まるでお腹の子供が苦しむように。
とっさにお腹におおいかぶさり、
頼むから子供と嫁さんは連れていかないでくれと頼んだ。
しばらくしてお腹の子供も落ちつき…
ふと天井をみると…
沢山の赤ちゃんの顔だったのが…
天井一面の一つの顔になり 悲しげに…力なく…
おぎゃあ…って
一声泣いて消えて行きました。
翌朝嫁さんに聞いても覚えてなく…
気にしたらまずいと思い、夢を見たと言うことで片付けようとしたが、あまりにもゲンが悪いのでお祓いに行きました。
後に無事、子供も生まれスクスク育ってます…が…3歳の誕生日の写真には…壁一面に同じように成長した子供達の顔、顔、顔…が
写っていました。
写真は再度神社に持って行き供養をしてもらいました…
後日何故にこういう写真がとれたのか?
住職さんに訳を聞きましたが…
仕事にいくのでまた書きます。
たいして怖くないけど最後まで読んで頂きありがとうございます。
怖い話投稿:ホラーテラー 遺神さん
作者怖話