「ごめん、別れて」
俺は彼女と別れることにした。
俺は大学一年。
彼女とは合コンで知り合った。
はっきりいって俺の好みではない!!
だったら彼女の友達の子のほうがタイプだ。
だが、彼女からのしつこいアプローチにとうとう折れた俺は付き合うことにしたのだ。
しかし、かなりの束縛に耐えられなかった俺は別れのメールを送った。
数分もたたないうちに返信が…。
(そのままのメール↓)
「別れるなら死ぬから」
こわっ!
馬鹿としかいいようがない!!
「真面目に別れる、お前みたいな子タイプじゃない!!」
と送った。
またすぐに返信。
「本当に死ぬからね?」
はっ?
勝手にしろよ!
携帯が鳴った。
あいつだ。
「もしもし?」
「あたし、本当に死ぬから、ここから飛び降りる」
駄目だ。
揺れるな俺。
きっと嘘だ。
だけど……。
「やめろよ」
俺のせいで死んだら嫌だ。
「じゃあ別れないで」
「俺はお前を好きになれない、元々好きじゃなかったんだ」
俺は正直にいった。
「……………………」
「○○?(彼女の名前)」
「ふふふふ、わかってたよ?別に好きじゃなくてもいいよ、だからそばにいてよ」
こいつ…。
「ごめん、無理だって」
「じゃあ死ぬよ?」
この女!!
あきらかに脅迫だ。
「あなたはずっとあたしのそばにいるの」
「わかった、わかったよ」
こう言うしかなかった。
「じゃあ今から会いに行っていい?」
「うん、いいよ」
俺は低い声でそう言った。
ピンポン。
はやっ!!
ドアを開けると俺の友達だった。
「あがるぞ~」
「ちょっ!今から彼女が…」
「こんにちわ」
来た!!
満面の笑みで立っている。
ってかはやくないか?
まさかやっぱり嘘だったのか!?
「とゆうわけでK(俺の友達)帰れ」
「…………………おい、来い!」
Kは俺を突然俺の部屋へとひっぱった。
彼女は玄関で立っている。
俺の部屋にはいり、
「お前の彼女、お祓いしてもらえ!!」
Kが真っ青な顔でそういった。
実はKには霊感がある。
「どうして?」
「彼女にやばい霊がついてる、お前を想ってる霊だ!あの世につれてかれるぞ!」
それを聞いた俺はすぐにKの紹介のお寺の人に彼女をお祓いしてもらった。
その後彼女から別れようと言われた。
怖い話投稿:ホラーテラー 修平さん
作者怖話