これはうちの両親が
体験した本当の話です。
あまり怖い話ではなくてすみません。
両親は夜の8時頃
車で自宅に帰る途中でした。
市と市を繋ぐ
古くて小さなトンネルに入りました、
すると前から髪の長い自転車に乗った女性が両手離しで向かってきました。
結構なスピードでしかも両手離しだし
両親はお互いに口には出さず少し気になって見ていました
そしてさらに近くになると女性が両手を
顔に覆っているのがわかりました。
さすがに異様な光景で二人ともすれ違う瞬間まで目で追ってしまいました。
二人は無言になり
急いで帰りました
そして帰って来るやいなや私に必死に
先程の出来事を
伝え始めました、
すれ違うまでの話なら
少し不思議な女性くらいにしか思いませんが違いました。
すれ違った二人が
見たのは…
思っていた光景とは違いました。
顔がなかった…
正しく言えば
顔のパーツがない
のっぺらぼう。
手で顔を覆っていると思っていたのは
顔がなくてただ肌色の皮膚だけだったそうです。
お母さんは普段から
見える人ですが
お父さんは幽霊や不思議なモノの類はまったく信じない人なので、
この話を聞いたときには本当なんだと
すごく怖かったです。
のっぺらぼうって
本当にいるんですね。
幽霊なんですかね?
それとも…
怖い話投稿:ホラーテラー こちゃんさん
作者怖話