ホラーとは少し違うとは思うのですが、なんだか薄気味悪いので、一応投稿しておきます
自分がまだ小学校高学年くらいのとき、石川県山中市にある、母親の実家に夏休みで遊びにきていました
実家には祖母が一人暮らしをしており、新聞配達の仕事なんかをしてます
そんな祖母が、昼食の時、最近変な人が家の前に来ると言い出しました
「なんやらようわからんけど、前にあるガードレールを綱みたいもんでカンカン叩いていくんやわ」
そのカンカンばばあが現れるのは早朝7時くらいで、犬の散歩をしているらしいのです
なんやらわっけの分からん話やなあと思っていたら、母親や妹が見てみたいと言うので、祖母は
「んなら来たら起こしてやっさかいに」
と言い、その日は床に就きました
翌朝、何やら騒がしいので布団から起きてみると、母親や祖母が
「カンカンばばあやwカンカンばばあやwwwww」
と小声で笑いを含んだように言ってました
どんな奴かと窓から顔を出すと、50歳くらいの小太りしたばあさんが、犬の散歩用のリードで、ガードレールを叩きまくってました
とっさに僕は
「ばっかでー!wwww」
と叫び、高速で窓から離れました
もちろん、そのあとは見ていないのでよく解りませんが、なんやら睨んでいたとかなんとか
今思い出してもシュールなばあさんだと思います
長文失礼致しました
怖い話投稿:ホラーテラー キツネ様さん
作者怖話