これは、私の父が子どもの頃、実際に体験したという出来事です。
ある日の夜中のことです。
父は、友人の家で、何人かの友人たちと怪談話をしていたそうです。
それぞれがいろんな話をしていくうちに、父が話す番になりました。
父はある都市伝説のことを話したそうです。
友人たちは、怖がっていたそうです。
すると、その時です。
「どん。
」と言う何かがぶつかるような音がしたそうです。
そして・・・ 「お~い・・・」といい声が、聞こえてきたそうです。
父や、友人たちは、しばらく言葉を失ったそうです。
父はおそるおそる友人たちにこう聞いたそうです。
「今、だれかしゃべらなかった?」 すると、この家に住む友人がこう答えたそうです。
「死んだばあちゃんの声だ・・・」 「またまた、そんな冗談を・・」と言いたかったそうですが、とても言えなかったといいます。
父は、「今、思えば、あのとき、亡くなったおばあちゃんが、怖い話なんかするな、って、注意しに来たのかもしれないなぁぁ・・・」と言っています。
怖い話投稿:ホラーテラー フジコさん
作者怖話