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中編3
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哲雄の怖い思い出

俺は哲雄。

年齢は22で彼女いない歴=年・・

え?

ちょ…(・Α・)

なんで知ってるの?

!?(゚д゚)!?

ま…まぁ…

とにかくいきなりだが俺には霊感なんてない。

あるのはアイドルの素質があるかどうかを見極める優れた目と、

尊敬し崇拝する人への

熱い情熱だ。v(゚∀゚)v

そんな俺でも18の時に人生で初めて怖い思いをしたから、それをアナタに話そうかと思ったんだ。

…い…いや…

そんな…

聞きたくねぇよとか…

言わないでくださいよ…

恐いじゃないですか…

ごめんなさい…

言い方悪かったですよね…

別にアナタと争う気は毛頭ございませんので、どうか…

話させてください…(泣)

あれは俺が中学と高校を空気のようにやり過ごし卒業した後、就職なんてしたら負けと思ってたし、俺の家にある精神と時の部屋で毎日毎日、きたる戦い(コミケ)に備え修行してたんだ。

疲れきって、仙豆(飯)を待つ間、6時から始まる毎週録画を欠かさない、好きな30分番組を見ようとして、始まるまで10分位あったし、世の出来事を知ろうとニュースを見ていた。

「続いて、先日強力新人アイドルが誕生致しました。」

衝撃が走り、瞬時にアドレナリンが爆発的に湧いた。

『喪ー忍愚夢素女。』

俺は、俺が生きる為の目的と希望をTVから教わった。

彼女達を心から応援しようと、コンビニでバイトで働き貯金していた金を彼女達の為に使った。

LIVEある時は可能な限り全国へ一緒に飛び回り会場で毎回1キロは体重が落ちる位、真剣に全身で応援。

グッズはもちコンプリート。

全く金のかかる子達で大変だぜ…(´∀`)

ある時、彼女達の情報やスケジュールを確認しようとPCで検索してたら、ある掲示板に辿り着いた。

彼女達を真剣に応援し情報交換するサイトだ。

哲雄と名乗ろうかと思ったが、ちょうど深夜だったので、「真夜中の珍入者」というハンネでカキコミした。

681:HN

真夜中の珍入者サン

「皆さん初めまして、真剣に彼女達を応援してるので仲間に入れてください!」

1分もしないで返事のレスがついた。

682:HN

クリリンの事か!?サン

「真夜中の珍入者殿!

お初(^^ゞ」

過去レスをよく読むと、このクリリンの事か!?サン(以下クリリンさん)がこのサイトをまとめているすごい人みたいだ。

683:HN

カリン様は雑種サン

「珍入者サン!ヨロo(^o^)o」

684:HN

匿名サン

「>>681ゞ(〃^∀^)ノ゙」

すぐにレスが増え無事に歓迎されたみたいだ。

それから俺は暇があればこのサイトを覗き皆と交流するようになった。

ある日、彼女達の新曲リリース特別ミニライブの情報をクリリンさんから仕入れ、俺達は秋羽原のライブスタジオに集った。

小さいスタジオで100人も入らないが、満員以上の我ら戦闘民族が集い、スタジオ内は始まる前から色んな意味で熱気に包まれていた。

俺はスタジオ開場三時間前から入口に陣取り、最前列辺りを獲得できた。

クリリンさん達も来ているはずだが、オフ会をしようと誰かが言わない限り、俺達は外界では一切接触しない掟があったので、誰とも話さなかった。

ん?

俺の隣の奴…

30代後半の男…

皆それぞれの戦闘服で来ているのだが、隣の奴だけ全身喪服のようなスーツ…

何を考えてんだ?!

と思っていたら、スタジオの照明が切れ、暗闇に包まれる…

ステージに彼女達人数分のライトが照らされ音楽スタート♪♪

怖い話投稿:ホラーテラー Shadyさん  

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