私の故郷は、治安が悪く、ヤンキーがたくさんいた。
中学時代、私も本当に嫌な思いをした。
中でも、Aとゆうヤンキーがいて、壮大な権力を握っていた。
Aは、弱い者をいじめるのが大好きで、弱みにつけこんではお金やゲームソフトを巻き上げたり、
体育の時間、気に入らない奴を物置の倉庫に連れていき、バスケットボールを次から次へ投げつけたりしていた。
それに、とにかく目立つことが大好きで、生徒会長になったり、
文化祭では、バンドのボーカルをしたり、柔道部の部長をしたり、
とにかく輝かしい中学生活を送っていました。卒業アルバムを見るとどこにでも写っている。
それとは、正反対のBがいた。
彼は典型的な、いじめられっこ、家は貧乏で成績も悪く、みんなから馬鹿にされていました。
何もしていないのに、後ろから、背中を殴られたりしていました。
中学卒業して、月日が流れ成人式があった。
私は、行かなかったのだが、友人から話しを聞くと、Aが来てなかったとのこと。
噂によると、Aは高校卒業後すぐに結婚をし子供ができたそうだ。
その後、すぐに離婚して、ギャンブルにハマっそうだ。
あらゆる金融から借金をし、相当な額だったそうだ。
借金の取り立てから、逃げるために、失踪中とのこと。
一方、正反対のBの話。
つい最近、レンタルショップでBと再会した。
向こうは気付かなかったので、私から話かけた。
私『もしかしてB君じゃないない?』
B『そうだよ。かなり久しぶりだねーー ってか○○(私)老けたねー 気付かなかった』
私『んで、今何してるの?』
B『建築士として働いてるよ。』といい私に名刺をくれた。
そこには、(株)○○建設 代表取締役社長 B(一級建築士)と書いてあった。
私『お前、凄いなーー、見直した。』と驚いていると、一人の女の子が走ってきた。
女の子『パパー、これとこれが見たーーい』
B『プリキュアとポニョどっちか一つにしなさい』
紛れも無くBの子供だった。
B『オレの娘。ワガママっこにならないように躾ないとね。』笑顔で言った。
その光景がとても、微笑ましかった。
やはり人生って平等だなって思った一日だった。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話