小学生のときの話。
同じクラスに人気者のM君がいた。
人気者といっても、おもしろいとか、クラスのリーダー的存在ではなく
頭がもの凄くよかった。
授業中に手をあげて発表するとき、小学生とは思えない卓越した意見を述べるため、周囲を、あっと驚かせた。
また、家にはあらゆるゲーム機(スーファミ、メガドライブ、PCエンジンなど)があるため、たまり場だった。
私は、M君の家から結構離れているとこに住んでいたため、遊びに行ったことがなかった。
その後、友達に誘われ、初めてM君の家に行った。
家には、15人ほどの友人が集まっていた。
私も、交代×2にゲームを満喫し楽しんだ。
するとM君が、『おやつでも食べよっかぁーー!!』と言った。
みんな一斉にゲームを止めた。
みんなは、目をキラキラさせて待っている。
それを見て、私も『何がでてくるんだろ?』と、心を踊らせ待ち望んだ。
するとM君が、大きな皿にマヨネーズを、たくさん注入した。
そして、一味唐辛子を振り掛けた。
私は『イカ焼きだな!!』と予想した。
す・る・と、みんなはその『一味マヨネーズ』を指で掬い、ペロペロと舐め始めた…
凄い勢いである。
『やっぱ、コレたまんねーや!!』
『お前、食べ過ぎだぞーー!!』
と声が飛び交う。
M君が、『○○君(私)食べないのーー??』聞いてきた、
私は、『M君の家に来る前に、お菓子食べ過ぎちゃって…、オレの分も食べていいよ!』と言った。
みんな『やったー!!』といい、取り合いしながら食べた。
私は、自分がおかしいのか?としばらく悩んだ。
『あんな、えげつない物食えるわけがない。』『アイツらがおかしい』と自分に言い聞かせた。
しばらくM君には合ってないが、公認会計士としてバリバリ働いているそうだ。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話