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短編1
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しゃぼん玉

ある一人の男のもとに、一通の電報が届いた。

「ゲンキナ ムスメ、ウマレシ」

男は喜び、叫び、宴だ 酒だと 騒いだ。

そんな男のもとにまた、こよなく一通の電報が届いた。

「ムスメ、

シス」

男は悲しみや苦しみのあまり、一つの詩をよんだ。

「しゃぼんだまとんだ

屋根までとんだ

屋根までとんで

こわれて消えた

しゃぼんだま消えた

飛ばずに消えた

産まれてすぐに

こわれて消えた

風 風吹くな

しゃぼんだまとばそ」

この詩のしゃぼん玉とは、産まれてすぐに死んでしまった、娘の事をさしているのだ。

男の書いた詩は 後世にまでかたりつがれ、その後、歌にまでなったという。

#流石にから#

読んで頂き、ありがとうございます。

私が書くのは全て実話です。

これからも こわ悲しい話を書いていきますので、よろしくお願いいたします。

怖い話投稿:ホラーテラー 流石にさん  

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