この話はお母さんから聞きました。
怖くないと思うし、幽霊系の話ではない。
ごめんなさい。
昔、お母さんが住んでたマンションで起こった出来事。
その時、お母さんとお父さんはまだ離婚していなかった。
今はもうお父さんはいないけど、ね。
共働きじゃなかったらしく、お母さんは毎日家でご飯作ったり、洗濯したり。
毎朝お父さんを送り、また毎日の繰り返し。
だがその日は1つ不可解なことが起きたらしい。
お昼。
お母さんは自分の昼御飯、そしてまだ赤ん坊だった私のご飯を作っていると、
ピンポーン。
家の呼び鈴が鳴った。
誰だろう、?
お母さんは玄関に向かい、扉の除きあなを見た。
男性だった。
深くキャップをかぶり、ポケットに手を入れ、手は何か出したげな感じ。
すると、男はこういったらしい。
「宅配便でーす」
お母さんは冷静に考えた。
明らかにおかしい。
おかしい所はいっぱいある。
宅配便でーす。
まず荷物がないんです。
格好が明らかに違うんです。
お母さんは普通の人じゃないととっさに思い、何も声を出さず、ただ男が帰るのを待つ…。
下手に声をだしてなにかされたらマジで困る。
こっちには赤ん坊だっているのに。
し
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話