「藤田」
不幸は重なる。
子供が生まれて間もなく亡くなる。
念願の二人目も生まれて間もなく亡くなった。
妻も二人目の子を生み亡くなる。
絶望の念が男に渦巻く…。
が、男は絶望を乗り越え仕事に没頭した。
そんな中、妻に会う。
妻に会う度に亡き人と重ねていく。
男はおかしくなった。
妻を操り人形へと変える筈だった…。
呪いは代替えの法。
「小瓶の白い砂」
藤田の妻の骨。
花、団子、清酒を供え読経をし
鎮める。
悲哀の念が伝わる…。
居場所は此処ではない。
仏のもとへ帰れと諭し男へ返した。
「臍の緒」
亡き二人の子の物。
再び妻と師の元へ。
俺「よぉ!」
坊「元気になったようだな…」
俺「なんとかね…いるかぃ?」
坊「呼んでくる…」
妻と本堂でまつ。
隣の妻は震えていない。
師「遅いぞ!やったんか?」
俺「はい…」
師は俺を見つめる…。
師「ばかたれがぁぁぁ!」
師「余計な事までしやがったな!」
パンチが飛んできた(笑)
「呪物」
坊さんは人筆の供養の為に写経を毎晩している。
その写経を破り前回くすねた(笑)
写経の一部を燃やし俺の憎悪の念を加え、紙にした。
その紙に邪を写し藤田に渡した。
師「邪に戻りおって!」
俺「すません…」
師「お前など知らん!」
ドスドスと去っていくはげ親父。
後ろからみた頭が梅干しにしかみえなく笑ってしまった…。
俺「あれ頼むぞ…」
坊「わかった…」
臍の緒は今でも本堂で供養されている。
長かったがこれが2ヶ月投稿できなかった理由だ。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話