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短編2
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罪の片棒

初めて投稿します。

熊本空港に近い西○村(今は合併とか流行っているから、どうなのかなぁ‥あるのか?)という所に親戚の叔母さんが一人で住んでいた。

私の家からは高速使っても2時間半(車)くらいかかるその叔母さんちまで、よく家族で遊びに行っていた。

私はその頃小学5年くらいだった。

西○村はとにかく阿蘇山が目の前で、自然たっぷり。

空港があるせいか阿蘇山という一大観光地があるせいか、何故かやたらにラブホがたくさんあって森、畑ばかりしかない何にもないところにラブホ点在そんな風景。

(住民の人、失礼!今から20年以上前の話) 土地は広く家とかもポツポツ、叔母さんちだって周辺ぐるっと家がない。

よくこんなところで一人暮らし出来るなぁ‥と思っていた。

そんな西○村の住民を恐怖に陥れた怪奇な噂話が噴出した。

いつものように家族で遊びに行っていた時に聞いた話。

何でも、村内の、ある道路沿いに子供の幽霊を見たという人がたくさん出てきた。

夜中に車で走っていると子供が白い着物(死装束)着て道端に立っていると…かなりはっきり見えると…そんな話しだった。

私も大人達の話しを聞いて、想像して夜も眠れないくらい怖かった。

ところがしばらくして事の顛末があきらかに! ある日ある人達が警察に捕まった。

何でも農作物泥棒らしい…。

その手口とは、家族で夜中に他人の畑に入って農作物を盗む。

そこで通行人の目をそらす為に我が子に装束を着せて立たせておくと。

そりゃあ驚くよ。

霊感あるなしに関わらず通った人は当然必ず《見える》訳で、噂が広まるのも当たり前。

見た人は幽霊を見たつもりでいた訳だし。

都会でもない田舎に夜中子供立っているなんて幽霊以外有り得ないと思って当然。

ただ幽霊じゃなかったのかと少し残念。

でもやっぱり見た人でおかしいと思った人がいたんだろう。

そこで警察に通報、そして御用。

それにしても犯罪に子供を使うなんて何と言う親だろうか。

この話しは実話です。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名 大人のニートさん  

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