初投稿なんで、誤字、脱字等あるかもですが、ご勘弁を。
今から10年程前、バイト先の仲間と旧伊勢〇トンネルに肝試しに行った時の話。
深夜0時頃、バイトを終えた俺達は、暇だったのもあり心霊スポットに行くことにした。
「どこに行こうか?」
「やっぱ旧伊勢〇トンネルだろ」
あっさりと行き先を決め、車を発進させた。
目的地までは車で1時間程。
運転手はA、助手席に俺、後部座席にBとCの4人。
しばらく車を走らせると目的地に到着。いつもならば有名スポットということもあり、人がそこそこいるのだが、珍しく今日は俺達だけ。
やはりトンネルを目の前にすると、それなりの雰囲気だ。
そしてトンネルに車で入って行く。
中は雨も降ってないのにジメジメしていて、地面には水溜まりがちらほら。
トンネルの真ん中あたりで車を止めて辺りを見渡してみたが、特に気に変わるようなことはなかった。
こんなものかと思いながら俺達は車を発進させた。トンネルを抜けると、車1台程の幅の砂利道にでる。
砂利道は山の中というのもあり、車のライトがなければ何も見えないくらい真っ暗だ。
真っ暗な砂利道をゆっくり下っていくと、俺は異変に気付いた。
何とガードレールの向こう側に女性が立っていた。それを見た瞬間、確実にこの世のものでないことを悟った。
なぜならばガードレールの向こう側は崖になっているからだ。そもそもこんな夜中に女性1人でいるのもおかしい。
ようやく砂利道を抜け、国道に出て俺はみんなに問いかけた。
「途中女いたよな?」
すると、
「はっ?いないだろ」
と返答が。
しかし運転手のAだけは、
「いた・・・」と。
結局よくわからないまま俺達は帰路についた。
ここからはそのちょっと後の話。
俺は別の連れとまた旧伊勢〇トンネルに行ったんだ。
すると前に見た女性がまた同じ場所、ガードレールの向こう側にいた。
まさか地縛霊か?と思いながらその日も無事に帰路についた。
それからというもの、日頃生活していると何か違和感を感じる。気配を感じる。
お寺さんとか行った方がいいんかなぁ・・。
あと旧伊勢〇トンネル、伊勢〇トンネル、旧旧伊勢〇トンネル。
一番出るのは新しい伊勢〇トンネルらしい・・・。
怖い話投稿:ホラーテラー 霞さん
作者怖話