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短編2
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写真 続き

「おとんの横…」と僕が指指すと、母親は「やっぱり写ってた。おかんが写真撮ったら心霊写真になるんよ」と笑っていました。

よく考えてみると母親は集合写真に写っていたため母親が撮ったわけではないと思い、指摘しようと思ったのですが母親の嬉しそうな顔を見ると言えませんでした。

母親は「なんも起こらんやろ。ただの写真だし」と言っていましたが、その数日後にやっぱり写真が気になって写真を見たんです。

僕は恐怖に怯えて声が出ませんでした。

写真に写っていた霊は本当にはっきりと写っていたんです。

今にも写真から飛び出すくらいの勢いでした。

今でもハッキリと覚えています。

その顔は青白くて、顔の周りは何故か赤いような、オレンジのような感じに変わっていました。その写真の顔はすごい形相で僕を睨んでいるんです。

この写真は今から10年以上前のものでしたがあんな形相で睨んでいる人はそれ以来見たことがありません。

僕はすぐに母親に伝えようとしました。

その時母親が「おとんが倒れたけぇ病院行ってくる」と大声で言いました。

僕はその写真と二人っきりになってしまいました。

兄は部活。父親は倒れて、母親と下の二人は病院に行ったんです。

僕はこれ以上写真を見たらいけないと思い伏せて置いていました。

すると写真が勝手に動くんです。

どのくらい時間が経ったのか分からなかったんですけど、母親が帰ってきました。

「おとん、とりあえず入院になったけ、着替えとか持っていくよ」と言われ一緒に行ったんです。

病院に着いてから僕は父親に伝えました。

「実は、韓国の写真に心霊写真あって、その写真おとんの横なんやけどその写真がおかしいんよ。日に日に浮き出てくるし、今日見たら、今にも出てきそうだった」と。

父親はすぐに「そんな写真すぐに燃やしてしまえ」と怒鳴ったんです。

怒ったときの父親は手がつけられないので僕と母親はすぐに写真を燃やそうと家に帰りました。

写真は伏せて置いてあったハズなのにありませんでした。

風で飛ぶわけもなく、あの時動いてたのは見間違いじゃないと確信しました。

「おかん早く写真探して。やばいかも」僕は必死に写真を探しました。

写真はすぐに見つかりました。

台所のシンクの上にあったんです。

僕は写真を見て驚愕しました。

写真に写っている霊が写真に写っている人よりも鮮明に写っていたんです。

続く

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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