私の地元の話し、文才ない&怖くないかもしれない
ある夏の日。
額にガムテープでアイスノンつけて歩くおっさんとすれ違った。
二度見したい衝動を抑えつつ、目的地のスーパーに行くと
おんぶ紐をしたおばさんが両手に荷物を下げて歩いていた。
ちらりとみえた子どもの足の大きさから、
うちの子どもと同じくらいだなー、
結構年いってるぽいから、おばあちゃん…?いや、遅い時の子どもかな、がんばってるなぁ。
っと勝手ながら心中応援してすれ違った。
そのとき
今度は二度見してしまった。
おんぶひもでおんぶされていたのは、赤ちゃんの人形だった。
ソフビの保健室とかにあるおよその実物大の赤ちゃんの人形。
「もう少しですからねー、よしよし」
と声かけながら去って行った。
翌日の早朝、ゴミ出しに行くと
ゴミ出し場の辺りでおじいさんが抱っこした女の子に笑いながら話しかけているのが、
遠目にわかった。
近づくに連れて当然だが詳細が見えた。
詳細が見えた時、私は引き返して反対側のゴミ出し場に行くことにした。
おじいさんが抱いていた女の子は大きめの腹話術の女の子の人形だった。
半径500M内で遭遇した実話。
ちなみに地方の小さな町なのにワイドショーをにぎわすような事件がたびたび起こっている。
共通なのは、殺人&放火。
変な人が集まりやすい街なのかもしれない。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話