ある日の事です。
私が部屋で寝ていると、ドアを叩く音が聞こえました。
「ドンドンドンッ!!」
うるさいと思って見に行こうと思いましたが、何か違うんです。
ドアの近くにいって穴から覗いても誰もいないんです。
私は何か別のものがいるのかもと思いました。
私は怖くなりましたが、その怖い原因は別のところに。近くにいたんです。
次の日私の家の隣のおばあちゃんに聞きました。
すると青ざめた顔をして言ったんです。
「ここのあなたの住んでたところには元々、精神病の人を監禁するところがあったの。その人はそこから早く出たくてドアに頭を打ち付けて死んじゃったのよね…。そのせいじゃないかしら。」
その話をよーく聞いていると分かったんです。
その人外から叩いていたんじゃなくて、中から出たくて叩いていたんだなぁ〜って。
私は怖くなって引っ越しを決めました。
怖い話投稿:ホラーテラー 真昼 実玖さん
作者怖話