私が振り返る過去最高の戦い今回はそれを話そうそれは真夏の正午だった
私が唯一ライバルと認める男
彼と再会したのは三年ぶりだった
私達は無言で対峙するが二人の心いや筋肉はお互いを称えあい抱擁し再会を喜んでいた
全身を汗がしたたり喉は涸渇し体温は上昇し続ける
だがこの想いそんな事では止められやしない
私達は殴り合いを始めた
三日三晩殴り合いは決着がつかず延長試合となった
最高なんだこの時が
意識は遠のき足は子鹿の様に震え顔は晴れ上がり拳は潰れ腹は減る
2人は、同時に倒れた
そしてその後の宴
飯を死ぬ程喰らい酒を浴びるように飲む
気持ちいい夏の夜風が私を包む
さぁ行こう
宇宙の起源まで
怖い話投稿:ホラーテラー サイコ男さん
作者怖話