怖かったんで、コピペ。
有名だから知っている人いるかも。
既出ならゴメンね。
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「コトリ」って知ってますか?
「コトリ」とは「子取り」と書き、小さいころに親などから聞いたことがある人がいると思います。
「コトリ」はその昔,幼児を誘拐してサーカスなどに売っていた人のことです。
最近はめっきりこの言葉を聞きませんね。
もう「コトリ」自体がいないまたは最初から存在していなかったのかと僕は思っていました。
そんな中、ある日僕の友達がある遠洋漁業船から戻ってきました。
彼は高校の頃の同級生で、もともと父親が漁師であったため、海で仕事をしたいといっていました。
そして、海を知るためとか言って、卒業後すぐにある漁船に乗ったのです。
彼が帰ってきたのは1年半後でした。
彼が帰ってきたその日、僕は彼に祝いとして酒を持って彼の実家に行きました。
彼の実家ではすでに宴会が始まっていて、僕の持っていったお酒もすぐになくなりました。
そのあと、僕はふと彼の横に言って彼に小声で聞きました
それは、まだ若い僕としてはずっと聞きたかったことでした。
「おまえ、1年半ナニとかの処理はどうしてたん?やっぱオ○ニーしてたんか?」
すると彼の顔は真っ青になりこう言いました。
「そんなん、別にいいやろ・・・」
僕は不審な彼の態度に「まさかケツでもほられたんかな・・・?」と思い、それ以上深くは聞きませんでした。
そして宴会も終わりに近づいたとき、彼に聞きました。
「次はいつ出港するん?」
すると彼は真っ青な顔つきになってこう答えました。
「ああ、来月末や・・・」
その翌日、彼は単車で事故って入院しました。
そんな速度も出てなかったため、ひさびさに単車に乗って調子に乗っただけだと思いましたが、両足を骨折してしまったようです。
僕は見舞いに行ったときに彼に冗談っぽくこういました。
「ラッキーやな、これで船のらんでいいから2年近くプータローや、金も稼いだみたいやしのんびりしーや」
すると彼はぼそっとこう言いました。
「もう、船には乗りたない・・・」
僕はよほど、地上が恋しくなったのかと思い、あまり気にしませんでした。
しかし、彼はブルブルと震えながらこう言いました。
「おまえにだけは・・・いやでも・・・」
何か言いたげな彼に僕は
「何だよ、言いたいことあるなら言えよ」
と言いました。
すると彼は次のような話をはじめました。
彼が高校卒業後すぐに,船に乗る前の一番初めの仕事を受けました。
それは、出港前日にある場所であるモノを受け取ってそれを船に乗せるというだけのものでした。
彼が受け取り場所に行くと、無口の男がトランクから巨大なケースを取り出しました。
その数は3つ?
彼は食べ物かな?と思って、それをそのまま言われたとおりに船の倉庫に乗せて、倉庫に鍵を閉めました。
そして、出港して2日目の夜に船長がこう言いました。
「そろそろ出すか」
そういって他の乗組員が彼が持ってきたケースを持ってきました。
彼はその時、酒盛りでもするのかな?と思っていたようです。
しかし、開いたケースからはまったく想像もつかないモノが出てきました。
それはダッチワイフではなく紛れもなく人間の「女」です
それも3つのケースから一人ずつ。
一人は小学生くらい、もう一人は高校生くらい、ちょうど彼の妹くらいと言っていました。
そして最後は20代中ごろの女性でした。
彼女たちは出るや否や,一瞬戸惑っていたんですが、すぐに状況を理解したのか20代中ごろの女性がわめきだしました。
しかしここは海の上、叫べど泣けど関係なしで、狂宴が行われたと言いました。
彼は最初は戸惑いました。
しかしすぐに性欲に負け、また周りの罵声もあったので参加しました。
そうして1年数ヶ月がたちました。
彼女たちは自殺もできないように監禁され、最後にはしたいときに倉庫に入って…といったように扱われていたようです。
彼も例外でなく、ムラムラしたら犯していたようで、数ヶ月目から彼女ら全員がまったく喋らなくなって、一時は堕胎を任されたり
栄養失調で死にかけたため大変な目にあったそうです。
そして、もうすぐ船が戻るというある日、船長が3人を倉庫から出してきました。
また公開レイプでもするのかと思っていると、その日は様子がおかしかったのです。
なんと、小学生くらいの女の子に魚を解体するときのナイフを突きつけていました。
もしや…と思うと船長は彼女のはらわたにナイフを刺し、すばやく腹を裂きました。
すごい泣き叫ぶ小学生、そして、その声で先ほどまでまったく喋らなかったほかの女も反応して大声で泣き叫びました。
船長は小学生の腹に腕を突っ込みながらこう言ったそうです。
「この瞬間のために、こんな生臭い仕事をしてるんだ」
そのあと、残りの2人も酷い殺され方で死に、死体、というか肉片はすべて海に撒かれたそうです。
彼は最後のその狂宴には参加できなかったそうです。
ただ吐きまくって、いままでしたことへの贖罪だけをつぶやいていたそうです。
次の日は出港した日のようにまさに何事もなかったかのようだったそうです。
倉庫もきれいに片付いていて夢だと思ったくらいだそうです。
しかし陸についたとき、彼は最後の仕事だといって、ある男に金を渡すことを頼まれました。
彼がその場所に行くと、あの1年半前にケースを渡してきた男がいたそうです。
そして、渡された封筒に入った金をその男に渡すと、男は金を数え終わるとこういいました。
「あれは上物だったろう?東京で拾ったんだ。今は出会い系サイトですぐ見つかるから楽になったよ。昔は下手すると捜索願とか出されてたけど、今はその点は安心だからね。まあ、今はお得意さんはあんたのとことあっち系の人だけだからね。じゃ、また来月も持ってくるけど3でいいんだね?もう少し若いのがいいかな?」
彼は言葉を濁しながらも、適当に返してそのままその場を後にしたようです。
そして、彼は二度と乗りたくないと思い、しかし、知ってしまったため乗らないわけにはいかず、わざと事故ったそうです。
しかし、船が出港する前に彼はいなくなりました。
その船はまだ戻ってきていませんが、きっと彼はその船に乗っていないんでしょう。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話